システムチェンジは裏目に出たが……。
しかし、このシステムチェンジは完全に裏目に出た。
「(後半開始直後に)2点目を取られたのは俺が悪かった。本当は後半開始5分くらい様子を見て、攻勢になった時点で1回3トップにしようかなと思っていたが、キックオフから変えたぶん、重心が後ろに下がってしまった」
指揮官が認めたように韓国の圧力を前半と同じようにいなせない日本は47分、2点目を決められる。
今度は左サイドを崩されると、チン・ソンウに反転から決められ、2失点目。ここまで堅守をベースに戦ってきた日本が2点のビハインド。60分には浅野を投入して再び4-4-2へ戻し、反撃を試みるも、62分にはまたも右サイドを突破され、ゴール前のムン・チャンジンにヘッドで合わせられる。まさに万事休す――、しかしながらシュートはバーの上になんとか外れた。
そしてこのワンプレーが決まらなかったことで、日本の大逆転への物語が始まることになる。
そもそも、日本は韓国が後半に足が止まることを見越して終盤勝負というプランを立てていたという。指揮官は明かす。
「1点取れば2点目はもうすぐ来るだろうなと。だから0-1で折り返した時にはもうぽんぽんと2点取るつもりでいました。ちょっとワンクッション置いてしまったが、交代の順番は最初から決めていました」
またキャプテンの遠藤も述懐する。
「韓国はここまで先制するゲームが多かったが、後半の失点も多かった。足が止まることは予想していました。今までが上手くいきすぎていたので、こういう展開も予測していて、どうすれば良いのかずっと考えながらやっていたので、自分のなかでは焦れずにできました」
2点を奪われてもチームに焦りはなかったという。それよりも「2点を取られたからこそ前に行く気迫が出た」(手倉森監督)と67分に浅野が反撃の狼煙を上げると、1分後には矢島が同点弾。そして81分にはついに浅野が逆転弾を沈め、アジアのライバル国を仕留めた。
「(後半開始直後に)2点目を取られたのは俺が悪かった。本当は後半開始5分くらい様子を見て、攻勢になった時点で1回3トップにしようかなと思っていたが、キックオフから変えたぶん、重心が後ろに下がってしまった」
指揮官が認めたように韓国の圧力を前半と同じようにいなせない日本は47分、2点目を決められる。
今度は左サイドを崩されると、チン・ソンウに反転から決められ、2失点目。ここまで堅守をベースに戦ってきた日本が2点のビハインド。60分には浅野を投入して再び4-4-2へ戻し、反撃を試みるも、62分にはまたも右サイドを突破され、ゴール前のムン・チャンジンにヘッドで合わせられる。まさに万事休す――、しかしながらシュートはバーの上になんとか外れた。
そしてこのワンプレーが決まらなかったことで、日本の大逆転への物語が始まることになる。
そもそも、日本は韓国が後半に足が止まることを見越して終盤勝負というプランを立てていたという。指揮官は明かす。
「1点取れば2点目はもうすぐ来るだろうなと。だから0-1で折り返した時にはもうぽんぽんと2点取るつもりでいました。ちょっとワンクッション置いてしまったが、交代の順番は最初から決めていました」
またキャプテンの遠藤も述懐する。
「韓国はここまで先制するゲームが多かったが、後半の失点も多かった。足が止まることは予想していました。今までが上手くいきすぎていたので、こういう展開も予測していて、どうすれば良いのかずっと考えながらやっていたので、自分のなかでは焦れずにできました」
2点を奪われてもチームに焦りはなかったという。それよりも「2点を取られたからこそ前に行く気迫が出た」(手倉森監督)と67分に浅野が反撃の狼煙を上げると、1分後には矢島が同点弾。そして81分にはついに浅野が逆転弾を沈め、アジアのライバル国を仕留めた。