イラクは守備の安定感を欠く。
一方、対戦相手のイラクで気を付けたいのは、両サイドハーフを務める10番のホスニとA代表にも名を連ね“イラクのメッシ”と評される11番のフマムだ。ともにドリブル突破を得意としており、日本の両SBには細心の注意が求められる。
加えて、準々決勝のUAE戦を視察した手倉森監督が「(イラクは)サッカーを壊す、そういうことをしてくる印象を受けました。早めにパワープレーに切り替えて18番を入れて力ずくでゴールをこじ開ける形も取っていた」と評したように、途中出場から2ゴールの起点となった長身FWのA・フセインも要注意人物となる。
前述した3人を筆頭にスピード、パワーの両面を持つイラクの攻撃陣を日本の守備陣がどう抑えるか、この点が準決勝の鍵となりそうだ。
ただ、グループリーグの第2戦から3試合連続失点中と、イラクの守備陣は安定感を欠いている。事実、準々決勝でもUAEに多くのチャンスを作られ、サイドからの攻撃で先制点を献上した。またセットプレー時にマークがルーズになるシーンも見受けられ、日本が付け入る隙は十分にあると言えよう。
「イラクに対しては三度目の正直と言うことで、なんとかねじ伏せたい」と指揮官は力強く語り、今度こそリベンジをしたいとの気持ちはチーム全員が抱えている。その想いを結実できるか。
もし、敗れたとしても続く3位決定戦で勝てば、五輪の切符は勝ち取れるが、対戦相手はカタールか韓国となる。開催国のカタールは地元の大声援を受け勢いに乗っており、韓国は日韓戦となればいつも以上のパワーを発揮してくるはず。それを考えると、やはり準決勝で世界への切符を掴んでおきたい。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
加えて、準々決勝のUAE戦を視察した手倉森監督が「(イラクは)サッカーを壊す、そういうことをしてくる印象を受けました。早めにパワープレーに切り替えて18番を入れて力ずくでゴールをこじ開ける形も取っていた」と評したように、途中出場から2ゴールの起点となった長身FWのA・フセインも要注意人物となる。
前述した3人を筆頭にスピード、パワーの両面を持つイラクの攻撃陣を日本の守備陣がどう抑えるか、この点が準決勝の鍵となりそうだ。
ただ、グループリーグの第2戦から3試合連続失点中と、イラクの守備陣は安定感を欠いている。事実、準々決勝でもUAEに多くのチャンスを作られ、サイドからの攻撃で先制点を献上した。またセットプレー時にマークがルーズになるシーンも見受けられ、日本が付け入る隙は十分にあると言えよう。
「イラクに対しては三度目の正直と言うことで、なんとかねじ伏せたい」と指揮官は力強く語り、今度こそリベンジをしたいとの気持ちはチーム全員が抱えている。その想いを結実できるか。
もし、敗れたとしても続く3位決定戦で勝てば、五輪の切符は勝ち取れるが、対戦相手はカタールか韓国となる。開催国のカタールは地元の大声援を受け勢いに乗っており、韓国は日韓戦となればいつも以上のパワーを発揮してくるはず。それを考えると、やはり準決勝で世界への切符を掴んでおきたい。
取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)