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【バイタルエリアの仕事人】Vol.31 翁長聖|黒田監督によって徹底された失点防止のプレー。「ゴールを隠す」を強く意識

カテゴリ:連載・コラム

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年08月18日

「ロングスローは武器というよりも...」

ロングスローが特長に挙げられるが、特別な意識は無いという。写真:鈴木颯太朗

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 翁長の特長に挙げられるのが、豊富な運動量とロングスローだ。“飛び道具”である後者では、長い助走から背筋やバネを利用して投げ込む。フリーキックのような鋭い弾道を描いたボールは、ゴールの正面付近まで到達する。

 今季から就任した黒田監督は、前任の青森山田高でもロングスローを重視。攻撃時の有力な武器として、高校サッカー界にも多大な影響を及ぼした。

 そんな経緯から、開幕前から翁長が持つ“特技”への期待が高まっていた。その通り、ロングスローの回数は増加して、従来の試合終盤だけではなく、序盤からも見られるようになった。

 6月に行なわれたJ2第20節の長崎戦では、ゴール前に放り込んだロングスローで得点を演出した。

 ロングスローを始めた経緯や、意識している点などを訊いた。

 ――◆――◆――

 アマチュア時代にはまったくやっておらず、初めて投げたのは、長崎に入ったプロ1年目でした。
 
 加入直後にウイングからウイングバックにコンバートされたこともあってか、たしか当時の三好毅典キーパーコーチに勧められて、投げてみました。僕のタイプや体形などを見て、向いていると思ってくれたのかもしれません。

 最初は、周囲の選手よりも多少は飛ぶ程度でしたけど、投げていくうちに、どんどん距離が長くなっていきました。

 今年に入って、ロングスローをする機会は増えました。試合終盤だけではなく、前半にもするようになりました。ただ、自分のなかで、特別な意識はありません。

 シーズン前に黒田監督が就任したからといって、自分の特技が活かせるという考えはなかったです。自分にとっては武器というよりも、投げられるから担当している、という感覚ですね。

 初めて投げた頃から、特に意識して変えた点も無いです。これまでやってきた通り、できるだけ低く速いボールを投げるように心がけています。回数を重ねるごとに飛距離が落ちるケースもあるようですが、僕の場合は投げていくうちに伸びたりもします。
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