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【バイタルエリアの仕事人】Vol.31 翁長聖|黒田監督によって徹底された失点防止のプレー。「ゴールを隠す」を強く意識

カテゴリ:連載・コラム

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年08月18日

「失点を防ぐことへのこだわりが、すごく変わった」

J2で首位を走る町田の主軸である翁長。写真:金子拓弥(サッカーダイジェスト写真部)

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 攻守の重要局面となる「バイタルエリア」で輝く選手たちのサッカー観に迫る連載インタビューシリーズ「バイタルエリアの仕事人」。第31回は、FC町田ゼルビアのMF翁長聖だ。

 帝京三高時代から全国大会で活躍した翁長は、中央大を経て、2017年にV・ファーレン長崎でプロキャリアをスタート。1年目から開幕スタメンを飾り、定位置を勝ち取った。

 その後、大宮アルディージャを経て、22年に町田に加入。移籍直後からポジションを掴み、今季もここまでのリーグ戦全試合に出場している。

 プロ入り後は、4バック時にはサイドバック、3バックではウイングバックで活躍してきた。

 23年のJリーグで、大きな話題の一つとなっているのが“黒田ゼルビア”の大躍進だ。昨年J2で15位に終わった町田は、青森山田高で一時代を築いた黒田剛監督の抜擢や、意欲的な補強を敢行。チームは現在、首位に立っている。

 注目度も上昇している。7月に国立競技場で開催した東京ヴェルディ戦では、公式入場者数が3万8402人を記録。従来のクラブ最多だった1万444人を大きく更新した。

 飛躍の時を迎えている町田。前年から主軸だった翁長から見て、どのような変化があったのか。

――◆――◆――
 黒田監督が来てから、いろいろなメディアで報じられている通り、失点を防ぐことへのこだわりが、すごく変わりました。

 守備の良さが、これだけ大々的に報じられると、選手としても、自然と意識が向きます。当然、そういう心の持ちようになってきますし、僕も失点を防ぐイメージを、すごく持っています。そのような変化は、シーズン前のキャンプに入った当初から感じていました。

 個人としては、毎年マイナーチェンジをしているなかで、積み上げが大事だと思っています。去年できたプレーのなかに、次は監督に言われていること、たとえば「ゴールを隠す」というプレーを、強く意識しています。

 今季のここまでの出来については、チームが勝てている、という感じです。個人がどうかというよりも、チームのほうが大事です。

 順位が大きく上がっているのは、やるべきプレーの徹底が凄くて、それを求められているからだと思っています。勝つために、当たり前のように、やらないといけないことができていると。

 注目度に関して、ですか? たしかに上がっているとは思いますけど、プレーしている身として、僕は、特には意識していないです。
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