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【連載】ミラン番記者の現地発・本田圭佑「風向きが完全に好転する。しかし、ミハイロビッチ監督との関係修復は……」

カテゴリ:連載・コラム

マルコ・パソット

2016年01月20日

フィオレンティーナ戦ではDFさながらの守備を見せる。

フィオレンティーナ戦でとくに光ったのが守備面の貢献。対面したM・アロンソ(左)に得意のオーバーラップを許さなかった。(C)Alberto LINGRIA

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 しかし、風向きは明らかに変わった。セリエAでは12試合ぶりのスタメン出場を果たしたフロジノーネ戦(昨年12月20日)を境に、本田は再びミハイロビッチの信頼を取り戻し始めたのだ。以降はどんどん調子を上げ、ローマ戦(1月9日)でユライ・クツカの同点弾を見事なクロスでアシストすれば、カルピ戦(1月13日のコッパ・イタリア準々決勝)でもカルロス・バッカの先制点をお膳立てした。後者はパスミスに見なくもなかったが、それでもアシストはアシストだ。
 
 そして、2-0で勝利した1月17日のフィオレンティーナ戦では、ミハイロビッチにとって重要な存在であることを再び証明してみせた。久々に本田が、ミランの中心に戻ってきたのだ。
 
 この試合で光ったのは、組み立てにおけるパスワークの精度、そして守備での貢献度だった。敵のサイドアタックを身体を張って阻止するなど、素晴らしい自己犠牲の精神を見せ、時に5人で最終ラインを形成する戦術の肝に。DFを助けたというより、まさにDFそのもののような働きをしたのだ。このパフォーマンスにミハイロビッチも満足だったようで、試合後にこうコメントしている。
 
「本田はとても応用の効く選手だ。何かを命じれば、確実にそれを遂行してくれる。優秀な兵士だよ。ただまあ、彼が私の話した言葉を理解してくれた時に限るが……」
 
 それにしても、本田に関してコメントをする時、ミハイロビッチはどうやらジョークを交えずにはいられないらしい。例えばフィオレンティーナ戦の前日会見では、日本人記者にこう答えている。
 
「明日は本田がプレーするかって? それはないね。彼は私と一緒にベンチだ」
 
 しかし、その後にミハイロビッチは大爆笑。誰もが本田のスタメン起用を確信した。
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