世界的にも評価と注目は“爆あがり”
宮澤の最大の持ち味は、チームでも1、2を争うスピードだが、興味深いのは周りの動きを観察しながら、ここぞというタイミングを逃さずに活かしていることだ。
スピードがあると言っても、単純な走り合いをしたら世界の相手にそのまま通用しないことは、宮澤も前々から自覚しており、スピードの質というものにこだわって、動き出しのタイミングや走るコース取りに磨きをかけてきての今がある。
そうした状況に加えて、今回はVARに合わせて半自動オフサイドテクノロジーが採用されており、わずかでも出ていればオフサイドになってしまう。それは宮澤も含めて、田中 美南のゴールが二度、取り消されたザンビア戦で嫌というほど味わっていた。
「本当にあの緊張感があるからこそ、変に飛び出せないですし、タイミングをうかがいながら行くというのはそれこそ、ちょっとでも過ぎたらオフサイドだけど、相手の身体の向きやタイミングを見ながら抜ければ、上手く相手の前に入れるなというのを感じます」
スピードがあると言っても、単純な走り合いをしたら世界の相手にそのまま通用しないことは、宮澤も前々から自覚しており、スピードの質というものにこだわって、動き出しのタイミングや走るコース取りに磨きをかけてきての今がある。
そうした状況に加えて、今回はVARに合わせて半自動オフサイドテクノロジーが採用されており、わずかでも出ていればオフサイドになってしまう。それは宮澤も含めて、田中 美南のゴールが二度、取り消されたザンビア戦で嫌というほど味わっていた。
「本当にあの緊張感があるからこそ、変に飛び出せないですし、タイミングをうかがいながら行くというのはそれこそ、ちょっとでも過ぎたらオフサイドだけど、相手の身体の向きやタイミングを見ながら抜ければ、上手く相手の前に入れるなというのを感じます」
ゴール前の決定力に関しては、所属クラブの地元・仙台で行なわれた壮行試合のパナマ戦を見る限り、今大会でゾーンに入っているとしか言いようがないが、動き出しに関してはスペシャルな片鱗をこれまでも見せていた。チームの完成度が上がり、攻撃の狙いがより明確になることで、その能力が世界の舞台でも大いに発揮されているということだ。
地元の南足柄市ではパブリック・ビューイングが開かれ、応援の宣伝が拡声器で鳴り響いていることに、本人も「恥ずかしいですね」とはにかむが、世界的にも評価と注目は“爆あがり”しているはずだ。
筆者も「シンデレラガール」の候補の一人として期待はしていたが、ここまでの活躍は想像もできなかった。現在はシンデレラガールどころか「スーパーヒロイン」誕生と言っても良いが、本当に頂点の景色を見るための戦いはここからだ。
「ここまできたら、みんなでてっぺんを見たいという気持ちはより高まっています」と宮澤。準々決勝の相手は、東京五輪の準々決勝で完敗を喫したスウェーデンとなった。どうしても過去の記録というのは話題になるが、澤穂希でも2011年でもない、現在のなでしこジャパンと宮澤ひなたのチャレンジを見届けていきたい。
取材・文●河治良幸
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