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なぜ本拠地サン・マメスに宿敵ソシエダのロゴが? 出会った少年が久保建英を「嫌い」な理由は...【ビルバオを巡る旅|前編】

カテゴリ:連載・コラム

江國 森(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年08月01日

「タカシ・イヌイ、タカシ・イヌイ」と声を掛けてくる少年が

ビルバオの旧市街(右上)にはピンチョス(左上)が味わえるバルが立ち並ぶ。「VICTOR MONTES」(左下)ではイカなど地元の食材を使った料理(右下)を堪能。(C)SOCCER DIGEST

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 サン・セバスチャンと同じく、美食で知られるビルバオの旧市街にはそれぞれ違ったピンチョス(おつまみ的な料理)を出すバルが立ち並び、手軽に逸品を味わえる。バスク地方で作られているさっぱりとした口あたりのチャコリ(ワイン)とともに、食事を楽しんでみては。

 ヌエバ広場には、いい雰囲気のバルやレストランが集まっており、そこでお店を見つけるのもいいかもしれない。「バスク州観光局」が紹介してくれた、その一角にある「VICTOR MONTES」ではイカやキノコなど、地元の食材を使った料理を堪能できた。

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 食事をしてから、散歩がてらサン・マメスに向かうと、目の前の空き地で高校生ぐらいの男子6人がボールを蹴っていた。自分の姿を見ると、そのうちの一人が「タカシ・イヌイ、タカシ・イヌイ」と声を掛けてくる。

 そこで、「タケ・クボについてどう思う?」と尋ねてみた。おそらくビルバオのファンである彼らは、ライバルクラブのソシエダに所属する日本人選手にいい印象を持っていないだろうが...。

 案の上、「いい選手だけど、嫌いだね」とひとりが言った。「ダービーでゴールを決められたから?」と訊くと、「ラ・レアルでプレーしているからだよ。ダービー? 2-0で勝ったよ」との返答。「その前のダービーだよ。タケが決めたよね?」と突っ込むと、「そんなの知らないなぁ」ととぼけていた。

 ちなみに「タカシ・イヌイ」と連呼していた少年はエイバル出身とのこと。地元のエイバルで活躍した乾貴士(現・清水エスパルス)を今でも忘れていないようだ。

取材・文●江國森(サッカーダイジェストWeb編集部)
協力●スペイン政府観光局、バスク州観光局 (Basquetur) 、ラ・リーガ (La Liga) 
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