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【バイタルエリアの仕事人】Vol.30 ディサロ燦シルヴァーノ|“たまたま”のゴールはない! 鮮烈ミドル&超絶ボレー弾で狙っていたのは?

カテゴリ:Jリーグ

野口一郎(サッカーダイジェストWeb編集部)

2023年07月31日

「一回後ろを確認して。ボールの移動中に、もう一回確認した時に…」

代名詞にもなっているゴール時の“レレマスク”。(C)SOCCER DIGEST

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 全てのゴールについて解説できると断言するディサロ。今回は2つのゴラッソを解説してもらった。

 1つ目は、モンテディオ山形に在籍していた2022年のJ2最終節、3-0で勝利し逆転でのJ1昇格プレーオフ進出を決めた徳島ヴォルティス戦で、自慢の左足で豪快に叩き込んだ、地を這うような低弾道のミドル弾。

 2つ目は、前述した23年2・3月度のJ2月間ベストゴールに選出された長崎戦でのダイレクトボレー弾だ。

 ――◆――◆――

 徳島は後ろからつないでくるチームで、山形のスタイルとして前からボールを取りに行くというか、基本は自分たちがボールを握りたいけど、奪われた瞬間のゲーゲンプレスは、いつもやっていました。湘南のダイレクトプレスと同じような形だと思います。

 相手のキーパーが持ったところにプレッシャーをかけて、相手のパスがずれて、カットした藤田(息吹)君がワンタッチで出してきて。その前に一回後ろを確認して、ボールの移動中に、もう一回チラッと確認した時に、十分ターンできる距離があると思い、ターンしました。
 
 思ったよりも相手ディフェンダーが食いついてこなかったので、ひとつ持ち出して。その時に、相手が滑ってくるのも見えたので、そのスライディングに当たらない高さで、かつキーパーの手が届かない、なるべく低いシュートを狙って右下に上手く蹴れたというゴールでした。

 長崎戦のゴールは、半分運もあると思っています。相手がヘディングでクリアしたボールを山原怜音が、たぶん僕のことを狙っていなかったはずですけど、ワンタッチで放り込んできました。

 怜音が蹴る瞬間に、オフサイドにならないように少しラインを戻して、怜音からボールが来た時は、ワンタッチでヘディングで中に折り返そうかと思ったんですけど、自分の肌感覚的に、相手が来ていないのが分かった。とりあえず胸トラップで「半分前を向こう」と思っていたら、あまり来ていなかったので、時間も時間でしたし、シュートを打ちました。

 ミートだけ心がけて、『これ打ったらいけるかもな』と。そうしたら、ボールが良いところに飛んでくれた。正直、コースを狙ってはいないので、逆足だったので、ミートだけ重視して。結果的に良いところに飛んでくれました。

 逆足の分、狙うよりも、絶対に枠に飛ばしたい、と。枠に飛ばさないとゴールの確率は0パーセントなので、ミートを心がけたのが、あのシーンでした。
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