50歳後半に入る僕は果たして、サッカーを通して「親孝行」が出来るのであろうか?
そして僕も今月58歳になり、父として子にそう思い、58歳でもいつまで経っても2人の子供という立場であり、今、僕は果たして親孝行をしているのであろうか…、と強く感じている。
カズが現役であり、僕が監督であること。何があっても、何を言われても拘るプロとしての生き様を見て2人は幸せであり、親孝行になっているのであろうか?
カズの身体が心配で、全盛期と違うカズが心配で…成績が悪ければ周りから非難され、結果が出なければ文句を言われ、良くても悪くてもクビになる監督を続ける僕をどう思うのであろうか…?
カズが現役であり、僕が監督であること。何があっても、何を言われても拘るプロとしての生き様を見て2人は幸せであり、親孝行になっているのであろうか?
カズの身体が心配で、全盛期と違うカズが心配で…成績が悪ければ周りから非難され、結果が出なければ文句を言われ、良くても悪くてもクビになる監督を続ける僕をどう思うのであろうか…?
JFLに新卒選手が入団し、若返った選手を地方にもたくさんの選手家族が応援に駆けつける。本当に良い風景を目にする。
22、23歳の我が子を応援するという幸せな顔を目にするのは僕も嬉しくなる。
その父母は僕よりも若い(笑)。カズよりも若い(笑)。
プレーをすること、選手でいることが親孝行になる。50歳後半に入る僕は果たして、サッカーを通して「親孝行」が出来るのであろうか?
みんなはどんな親孝行をしているのだろう?
鈴鹿―東京へ移動するなら、なるべく静岡へ寄り、暇な時間があれば電話をする。LINEをする。そんなことしかできないけど、今の監督を必死にやることが親孝行だと信じて、明日もピッチへ向かう。
親父、御袋! いつもありがとう。感謝しています。
自分の道を信じて進みます。
2023年7月1日
三浦泰年
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