「血の繋がりって凄いな」
親孝行したい時には親はいない。よく聞く。僕は親孝行をしているのであろうか?
どこかで、子供が親にする孝行は5歳までに済んでいると言う。それは目に入れても痛くないと可愛いかった授かり物。そう思えばもっと親孝行をしておけば良かったとは思わなくて良い。と言うのだ。
どこかで、子供が親にする孝行は5歳までに済んでいると言う。それは目に入れても痛くないと可愛いかった授かり物。そう思えばもっと親孝行をしておけば良かったとは思わなくて良い。と言うのだ。
僕はそれでも「もっと親孝行」をしておけばと思うであろう。
そのくらい80歳まで元気に僕たち、兄弟を応援し支えてくれ、いつも味方でいる。両親に感謝の気持ちでいっぱいであり、2人の存在が、僕が頑張れる理由でもあるのであろう。
もちろん親以上に力を与えてくれ、モチベーションをもらえる、大きな存在の人はたくさんいる。
家族、友人、知人、同級生、先輩、後輩、仲間。プロサッカーで言えば、ファン、サポーターもそうだし、応援してくれる全ての人達に感謝の気持ちは尽きないであろう。
言ってしまえば血の繋がる親は一生僕らを見守り応援してくれ、離れることは基本的にはないのであろう。
そして80歳でポルトガルへカズの応援をするために、30時間の移動を全く苦にせず、会いに行った母。何歳になっても厳しい世界で生きるためのアドバイスをする父。
2人が僕達を見捨てる訳がない。
18歳でブラジルへサッカー留学をした時、今では日本との連絡はiPhoneを使えば、ネットを繋げれば、いつでも何処でもお金を掛けずに通話も出来、顔も見れる。当時は国際電話を友人に200ドル渡し、固定電話を借りて話さなければならなかった時代。
離れていってしまうのでないかと友人に手紙を書き続け、なかなか届かない手紙を毎朝、ポストをまだ届かないのか? とポストを覗いたものだ。
その時、弟のカズと親は一生離れていかないけど、友達は分からないからなー、血の繋がりって凄いなー、と話したのを覚えている。
だからきっと親は、子供に孝行を望んでいないであろう。会いに来なくても、連絡をしなくても、強く世の中に打ち勝ち、自分らしく、闘っていればそれで充分なのであろう。