かつての香川&長友を凌駕する可能性も
こうしたなか、特筆すべきなのが、伊東・菅原の右サイドの縦関係だ。菅原は第二次森保ジャパン発足後に本格的にデビューしたばかりで、伊東ともまだ3試合しか共闘していないが、お互いに活かし・活かされる関係が早くも構築されつつある。そこは非常に大きい。
伊藤の先制点の場面にしても、2人のパス交換で敵を引きつけ、伊東が中に持ち出して遠藤航(シュツットガルト)に展開。そこから伊藤に渡り、左足シュートがさく裂した。最終的に左サイドに大きなスペースが空いたのも、右での小気味いい連係によるところが大なのだ。
37分の三笘の2点目も、伊東とのワンツーから右のタッチライン際を駆け上がった菅原が中央にいた鎌田大地(フランクフルト)に展開。ここから三笘に渡って、背番号7の得意なパターンからゴールが生まれている。
右の崩しでペルーの三笘側の守備が手薄になっていたのは紛れもない事実。伊東・菅原コンビはこの先、ザックジャパン時代に「日本の生命線」と言われた香川真司(C大阪)・長友佑都(FC東京)の左の縦関係を凌駕していく可能性もありそうだ。
「由勢とは良いコミュニケーションが取れていますし、良い形で抜け出せばパスを出してくれる。それで何回も抜け出せてクロスまで行けたと思ってます。由勢がタイミング良くインナーラップやオーバーラップしてきて、2対1になった時にはシンプルに使おうと思うし、自分が1対1で仕掛けられそうな時は自分の良さを活かしてクロスまで持っていくというのが上手くいっていたかなと感じます」
伊藤の先制点の場面にしても、2人のパス交換で敵を引きつけ、伊東が中に持ち出して遠藤航(シュツットガルト)に展開。そこから伊藤に渡り、左足シュートがさく裂した。最終的に左サイドに大きなスペースが空いたのも、右での小気味いい連係によるところが大なのだ。
37分の三笘の2点目も、伊東とのワンツーから右のタッチライン際を駆け上がった菅原が中央にいた鎌田大地(フランクフルト)に展開。ここから三笘に渡って、背番号7の得意なパターンからゴールが生まれている。
右の崩しでペルーの三笘側の守備が手薄になっていたのは紛れもない事実。伊東・菅原コンビはこの先、ザックジャパン時代に「日本の生命線」と言われた香川真司(C大阪)・長友佑都(FC東京)の左の縦関係を凌駕していく可能性もありそうだ。
「由勢とは良いコミュニケーションが取れていますし、良い形で抜け出せばパスを出してくれる。それで何回も抜け出せてクロスまで行けたと思ってます。由勢がタイミング良くインナーラップやオーバーラップしてきて、2対1になった時にはシンプルに使おうと思うし、自分が1対1で仕掛けられそうな時は自分の良さを活かしてクロスまで持っていくというのが上手くいっていたかなと感じます」
伊東がこう言えば、菅原も「(純也君は)縦に速いし、クロスまで上げ切れる危険なプレーができる選手。そこを存分に活かすようなプレーは心がけてました。僕がオーバーラップをしようと思ったら、もう1人で前に行っちゃってる。そこはもっと効果的にできますね」と笑っていた。
2人がそれぞれのストロングを認めたうえで、尊重し合う姿勢が前面に出ているからこそ、短期間でもしっかりと機能し合えるのだろう。もちろんタメを作れるテクニシャンの鎌田、ボール奪取職人・遠藤も含めて右側の関係性が良好だったことも見逃せないが、それも含めて日本の右サイドは今後、相手にとって脅威になっていきそう。そういう意味でも大きな期待が寄せられるところだ。
三笘人気沸騰の今、日本代表と言えば「左サイドの推進力」が最大の売りだと見られがちだが、右の伊東と菅原の存在感も大いに評価すべきだ。この連係が9月のドイツ戦で通用するのか。日本はカタールW杯の再現を果たせるのか。まだ気が早いが、3か月後が楽しみで仕方がない。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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