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第二次森保Jで全試合スタメン。右SB菅原由勢はなぜ重用されるのか? ペルー戦は「僕のビルドアップの関わり方がポイント」

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2023年06月20日

コミュニケーション能力も魅力

攻撃センスがある一方、守備力のさらなるレベルアップも求めたい。(C)SOCCER DIGEST

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 もちろん、最終ラインの一角にいる以上、守備面は何よりも重要だ。CBに板倉滉(ボルシアMG)、谷口彰悟(アル・ラーヤン)という計算できる2人がいるのは心強いが、菅原には単独で相手サイドアタッカーを確実に止め、クロスを上げさせない鉄壁の守備が求められてくる。

 9月にドイツ戦があることを視野に入れると、ジャマル・ムシアラ(バイエルン)のような強烈な打開力を持つアタッカーも封じられる底力を示しておくことが肝要だ。

「攻撃的SB」というイメージの強い菅原だが、過去には3バックの右もこなした経験があり、ディフェンス能力は高い。ただ、かつての内田や酒井宏のレベルに達しているかと言えば、そうとも言い切れない部分があるのも確かだ。

 マルセイユ時代に上半身を巧みに使いながらネイマール(パリSG)らを封じてきた酒井宏に比べると、見劣りする印象は否めない。新キャプテン遠藤が言う「世界一」に到達するためにも、右SB菅原が先陣を切ってレベルアップに挑むことは必須テーマだ。2026年北中米W杯で成功を収めるためにも、彼には貪欲に突き進んでもらいたい。
 
 幸いにして、菅原はコミュニケーション力と言語化能力が極めて高い選手。我々メディアに対しても、ユーモアを交えながら自分の意見をきちんと話せるし、周囲の年長者たちにも物怖じせずに要求できる選手だ。

 まだ日本代表経験が少ない分、自分からどんどん積極的にアクションを起こし、意思統一を図り、細かい部分を詰めていくことが重要。そういった姿勢も前面に押し出しつつ、今回のペルー戦では「右SBに菅原がいれば安心」という印象を残してくれれば理想的だ。

 間もなく23歳になる若武者には、失敗を恐れず、勇敢に立ち向かってほしいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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