欧州カップ戦でタフな戦いを経験
「ペルーは非常に強い相手。強固な守備を持っていて失点が少ない。その守備から鋭くスピードある攻撃、ダイレクトに相手ゴールに向かっていくダイナミックな攻撃を仕掛けられるチーム」
日本代表の森保一監督が警戒心を露にする強敵ペルーとの一戦が6月20日、パナソニックスタジアム吹田で行なわれる。日本は15日のエルサルバドル戦同様に4-3-3(4-1-4-1)で挑む方向で、ディフェンスラインは左SBに入る伊藤洋輝(シュツットガルト)以外、全員がエルサルバドル戦と同じ陣容。相手のカウンターを警戒し、計算できる面々で戦いたいという思惑が指揮官にあるのだろう。
【ペルー戦のスタメン予想】エルサルバドル戦から6人を入れ替え。注目の1トップは…
そこで注目すべき1人が、菅原由勢(AZ)だ。2021年夏の東京五輪、2022年のカタール・ワールドカップで選外となった22歳の右SBだが、第二次森保ジャパンが本格始動した3月シリーズのウルグアイ戦、コロンビア戦、そして先のエルサルバドル戦と、ここまで全試合スタメン出場している。
同じ欧州組の橋岡大樹(シント=トロイデン)や、複数ポジションをこなせるマルチ型の相馬勇紀(カーザ・ピア)らがいるにもかかわらず、コンスタントに使われているのを見ると、現時点で内田篤人や酒井宏樹(浦和)の後継者候補筆頭と位置づけられているのがよく分かる。
「下手なプレーをしたら、すぐに違う選手が入ってくるだろうという危機感のなかで常にプレーしている」と本人は言うものの、2014年のJFAエリートプログラムU-14の頃から才能を高く買われ、「ポスト内田」と評され、右SBで高度な国際経験を踏み重ねた男への期待値は非常に高い。
日本代表の森保一監督が警戒心を露にする強敵ペルーとの一戦が6月20日、パナソニックスタジアム吹田で行なわれる。日本は15日のエルサルバドル戦同様に4-3-3(4-1-4-1)で挑む方向で、ディフェンスラインは左SBに入る伊藤洋輝(シュツットガルト)以外、全員がエルサルバドル戦と同じ陣容。相手のカウンターを警戒し、計算できる面々で戦いたいという思惑が指揮官にあるのだろう。
【ペルー戦のスタメン予想】エルサルバドル戦から6人を入れ替え。注目の1トップは…
そこで注目すべき1人が、菅原由勢(AZ)だ。2021年夏の東京五輪、2022年のカタール・ワールドカップで選外となった22歳の右SBだが、第二次森保ジャパンが本格始動した3月シリーズのウルグアイ戦、コロンビア戦、そして先のエルサルバドル戦と、ここまで全試合スタメン出場している。
同じ欧州組の橋岡大樹(シント=トロイデン)や、複数ポジションをこなせるマルチ型の相馬勇紀(カーザ・ピア)らがいるにもかかわらず、コンスタントに使われているのを見ると、現時点で内田篤人や酒井宏樹(浦和)の後継者候補筆頭と位置づけられているのがよく分かる。
「下手なプレーをしたら、すぐに違う選手が入ってくるだろうという危機感のなかで常にプレーしている」と本人は言うものの、2014年のJFAエリートプログラムU-14の頃から才能を高く買われ、「ポスト内田」と評され、右SBで高度な国際経験を踏み重ねた男への期待値は非常に高い。
菅原にとっての大きなアドバンテージは、2019年のU-20W杯直後に赴いたAZで、ヨーロッパリーグ(EL)やカンファレンスリーグ(ECL)を戦ってきた点だ。今季のECLではラツィオやアンデルレヒトを倒して準決勝まで勝ち上がり、ウェストハムに惜しくも敗れ、ファイナルには上がれなかった。
それでも、今の代表で欧州レベルのタフな戦いを経験しているのは、伊東純也(スタッド・ランス)や鎌田大地(フランクフルト)、セルティック勢など限られており、守備陣では彼1人と言っても過言ではない。
欧州各国のチームとの対戦を通して、対人守備や攻撃参加、ゲームメイク力など多彩な能力を発揮してきた選手はやはり貴重。ペルーのような強豪相手には、数々の修羅場の経験はより一層、活きてくるはずだ。
「サイドバックはどの試合を見ても『守備のハメどころ』になるのは間違いない。今回も自分のところにプレスが来ると思うので、1枚剥がしたり、中と関わりながら展開したり、局面を変えていくことがすごく大事になる。(同サイドの)純也君との関わり方、(遠藤)航君(シュツットガルト)との距離感にもよりますけど、右サイドで2対1、3対1を作れる。この試合は僕のビルドアップの関わり方が1つキーポイントになると感じています」
本人もこう語るように、菅原は周囲と上手く絡みながら高い位置を取ったり、クロスを上げたりする仕事に長けている。ペルー戦でそれを遺憾なく発揮し、チームの勝利に貢献できれば、代表での右SBの地位もより盤石になるだろう。
【PHOTO】森保監督が選手の大幅入れ替え明言!ペルー戦に向けトレーニングを行う日本代表!
それでも、今の代表で欧州レベルのタフな戦いを経験しているのは、伊東純也(スタッド・ランス)や鎌田大地(フランクフルト)、セルティック勢など限られており、守備陣では彼1人と言っても過言ではない。
欧州各国のチームとの対戦を通して、対人守備や攻撃参加、ゲームメイク力など多彩な能力を発揮してきた選手はやはり貴重。ペルーのような強豪相手には、数々の修羅場の経験はより一層、活きてくるはずだ。
「サイドバックはどの試合を見ても『守備のハメどころ』になるのは間違いない。今回も自分のところにプレスが来ると思うので、1枚剥がしたり、中と関わりながら展開したり、局面を変えていくことがすごく大事になる。(同サイドの)純也君との関わり方、(遠藤)航君(シュツットガルト)との距離感にもよりますけど、右サイドで2対1、3対1を作れる。この試合は僕のビルドアップの関わり方が1つキーポイントになると感じています」
本人もこう語るように、菅原は周囲と上手く絡みながら高い位置を取ったり、クロスを上げたりする仕事に長けている。ペルー戦でそれを遺憾なく発揮し、チームの勝利に貢献できれば、代表での右SBの地位もより盤石になるだろう。
【PHOTO】森保監督が選手の大幅入れ替え明言!ペルー戦に向けトレーニングを行う日本代表!