コロンビアメディアが褒めていた日本の選手は?
一方、日本の主役は山根陸だった。何より彼の冷静さに驚いた。大舞台でも緊張せず集中し、その堂々たるプレーぶりは19歳には見えなかった。初戦で活躍した松木玖生は今回も多くのシュートを放ち、誰よりも動き回った。走行距離は12.2キロだ。コロンビアのTVもさかんに松木を褒めていた。
コロンビアメディアはこの勝利をこぞって喜んでいる。
『アンテナ2』
「コロンビアは効率よい戦いをした。日本は難しいチームだったが試合ではコロンビアのテクニックが勝った。例えばDFのアンドレアス・サラザールは佐野航大を翻弄したシーンはいかにもコロンビアらしかった。これがコロンビアのサッカーだ」
スポーツサイト『エル・デポルティボ』
「コロンビアが逆転できたのはひとえにカルデナス監督のおかげだ。彼は前半、日本がどんなミスを犯すかを細かく研究し、作戦を変更。トマス・アンヘルを投入し、オスカル・コルテスを左サイドに移した。(日本の)右サイドは一番弱く、簡単にゴール前にたどり着けたからだ。日本のやや散漫なサッカーに対し、コロンビアはうまく対応できていた」
コロンビアの主要日刊紙『エル・テンポ』
「日本の果敢な攻撃に対抗するため、コロンビアは最後の1分まで懸命にプレーしなければいけなかった。日本が最後まで追加点をできなかったのは、コロンビアDFの頑張りのおかげだ」
【動画】ブラジル人記者が絶賛した山根の先制ゴール
コロンビアメディアはこの勝利をこぞって喜んでいる。
『アンテナ2』
「コロンビアは効率よい戦いをした。日本は難しいチームだったが試合ではコロンビアのテクニックが勝った。例えばDFのアンドレアス・サラザールは佐野航大を翻弄したシーンはいかにもコロンビアらしかった。これがコロンビアのサッカーだ」
スポーツサイト『エル・デポルティボ』
「コロンビアが逆転できたのはひとえにカルデナス監督のおかげだ。彼は前半、日本がどんなミスを犯すかを細かく研究し、作戦を変更。トマス・アンヘルを投入し、オスカル・コルテスを左サイドに移した。(日本の)右サイドは一番弱く、簡単にゴール前にたどり着けたからだ。日本のやや散漫なサッカーに対し、コロンビアはうまく対応できていた」
コロンビアの主要日刊紙『エル・テンポ』
「日本の果敢な攻撃に対抗するため、コロンビアは最後の1分まで懸命にプレーしなければいけなかった。日本が最後まで追加点をできなかったのは、コロンビアDFの頑張りのおかげだ」
【動画】ブラジル人記者が絶賛した山根の先制ゴール
コロンビアは強いとはいえ、日本が負けるべきチームではなかった。こうした失敗はW杯ではあってはならない。一つの敗戦が致命傷となる。セネガル戦は運よく勝利し、コロンビア戦は不運で負けた。それではダメだ。サッカーは確かに運も大切だが、それが任せにしていたら先に進むことができない。たとえ運が悪くても勝てる強さが欲しい。
3戦目の相手はヨーロッパ予選を2位で通過したイスラエル。すでに2敗しているため、背水の陣で臨んでくるだろう。それが、日本にとって逆風になるかもしれない。
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。
3戦目の相手はヨーロッパ予選を2位で通過したイスラエル。すでに2敗しているため、背水の陣で臨んでくるだろう。それが、日本にとって逆風になるかもしれない。
取材・文●リカルド・セティオン
翻訳●利根川晶子
【著者プロフィール】
リカルド・セティオン(Ricardo SETYON)/ブラジル・サンパウロ出身のフリージャーナリスト。8か国語を操り、世界のサッカーの生の現場を取材して回る。FIFAの役員も長らく勤め、ジーコ、ドゥンガ、カフーなど元選手の知己も多い。現在はスポーツ運営学、心理学の教授としても大学で教鞭をとる。