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「なぜ日本は手を打たないのか」敵将に弱点を見破られたU-20代表にブラジル人記者が苦言「19歳には見えない」と称賛したのは?【U-20W杯】

カテゴリ:日本代表

リカルド・セティオン

2023年05月28日

「4人全員がノーマークだった」

リカルド記者はチェイス・アンリ(右)ら日本の守備陣の緩慢さを指摘。(C)Getty Images

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 アルゼンチンで開催中のU-20ワールドカップ。日本は初戦でアフリカチャンピオンの強敵セネガルを1-0で破って驚きを与えたにもかかわらず、2戦目ではコロンビアに負けてしまった。コロンビアは弱いチームではないが、日本が勝てないチームではない。

 そして第2戦。誰もが日本が決勝トーナメント行きを決めると思っていた。しかし、結果は先制したにもかかわらず逆転負けを喫した。

 どこに問題があるかは火を見るより明らか。ディフェンスだ。日本は2チームに分かれているように見えた。FWとMFは良く連携し、互いに助け合い、ゴールに向かい相手にとっては危険なチームだった。しかし最終ラインの動きは驚くほど悪かった。コロンビアの選手が攻め上がっても、まるで歩いているかのような対応で、私は自分の目を何度も疑った。

 おかげでコロンビアはまるでスーパーで買い物するみたいに簡単に2ゴールを決めてしまった。それもどちらも日本の右サイドを突破されてのクロスだ。
 
 コロンビアの監督エクトル・カルデナス監督もこう語っている。

「日本を困難に陥れ、コロンビアが自分たちらしいプレーをして試合を支配するために、どんな攻撃をしたらいいかを試合を見ながら根気よく探した。そして見つけた日本の弱点が右サイドバックだった。ハーフタイム以降、我々はこの日本の弱点を狙ってプレーを展開した」

 それにしても、コロンビアの指揮官が前半で見抜いたウィークポイントになぜ日本は手を打たなかったのか? とくに右SBの高井幸大のパフォーマンスは、CBのチェイス・アンリとともに厳しく評価せざるをえない。

 コロンビアのTV局『アンテナ2』もこう指摘している。

「日本の選手は8人いたにもかかわらず、ゴール前でコロンビアの選手4人は全員ノーマークだった。この守備の甘さを見ると、コロンビアはあと3点取れたのではないかと思う」

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