「タケを獲得した時は嫌だった。でも…」
スタジアムに近い通りの角にあるバル『BAR SACHA』もソシエダのペーニャの拠点で、試合当日には地元のファンが集結して賑わってきた。
筆者の姿を見ると、「タケタケ」「クボクボ」とサポーターが声を掛けてくれる。コアなファンに久保の印象について尋ねると、こんな答が返ってきた。
「運動量がすごいね。90分間走り回っている。タケには驚きだよ。まだよくなるよ。ずっとここにいて欲しい」
「テクニックがすごい。何チームかでプレーしてきたけど、ここが合ってるんじゃないかな」
「タケを獲得した時は嫌だった。これまでの3チームで全然実績がなかったからね。でも、今は気に入っているよ。ここでは活躍してくれている。1対1で強いし、ボールを持って運べるところがいい」
その近くの広場でも、ファンが集まって盛り上がっていた。やや意外だったのは対戦相手であるラージョ・バジェカーノのサポーターも一緒に楽しんでいたことだ。中には相手のファンを記念撮影する姿も。そこに殺伐とした空気はなかった。
筆者の姿を見ると、「タケタケ」「クボクボ」とサポーターが声を掛けてくれる。コアなファンに久保の印象について尋ねると、こんな答が返ってきた。
「運動量がすごいね。90分間走り回っている。タケには驚きだよ。まだよくなるよ。ずっとここにいて欲しい」
「テクニックがすごい。何チームかでプレーしてきたけど、ここが合ってるんじゃないかな」
「タケを獲得した時は嫌だった。これまでの3チームで全然実績がなかったからね。でも、今は気に入っているよ。ここでは活躍してくれている。1対1で強いし、ボールを持って運べるところがいい」
その近くの広場でも、ファンが集まって盛り上がっていた。やや意外だったのは対戦相手であるラージョ・バジェカーノのサポーターも一緒に楽しんでいたことだ。中には相手のファンを記念撮影する姿も。そこに殺伐とした空気はなかった。
スタジアムに併設されている公式ショップももちろん、それなりに混み合っていたが、バルセロナやレアル・マドリーなどに比べれば観光客が少ないためか、それほど大混雑はしていなかった。ただ、日本とは違い、ユニホーム以外の個人グッズはほとんどなく、見たところ久保のそれも見当たらなかった。
この日は18時半キックオフで、1時間前には入場したが、スタンドはガラガラ。スタジアム内ではアルコールも飲めないため、直前までパブで楽しんでいるファンも多いのだろう。逆に言えば、キックオフぎりぎりに入ってしまうと、混雑に巻き込まれるかもしれない。キックオフ20分前までは、信じられないほど空席が目立っていたのに、不思議なことに試合開始時にはほぼ満員になっていた。
ソシエダのファンは、わりと大らかだ。アレクサンダー・セルロトが何度かクロスをミスしても、野次よりも拍手で後押しする。ただ、56分に先制を許し、その直後に同点に追いついたものの、その後に勝ち越して点を奪えないでいると徐々にフラストレーションを溜めていく。ラージョの選手が競り合いで倒れ、時間を稼ぐシーンが少なくなかったも拍車を掛けたか、怒号が飛び交い始め、怒りでバンバンと壁を叩く音が鳴り響く。
そんな嫌な流れを一変させたのは、この試合で先発を外れ、1-1の状況で62分に投入された久保だった。81分、右サイドのタッチライン際でボールを浮かせてマーカーを抜き去り、カットインしてさらに2人をかわして左サイドへ展開。決勝点となるオウンゴールの起点となった。
この日は18時半キックオフで、1時間前には入場したが、スタンドはガラガラ。スタジアム内ではアルコールも飲めないため、直前までパブで楽しんでいるファンも多いのだろう。逆に言えば、キックオフぎりぎりに入ってしまうと、混雑に巻き込まれるかもしれない。キックオフ20分前までは、信じられないほど空席が目立っていたのに、不思議なことに試合開始時にはほぼ満員になっていた。
ソシエダのファンは、わりと大らかだ。アレクサンダー・セルロトが何度かクロスをミスしても、野次よりも拍手で後押しする。ただ、56分に先制を許し、その直後に同点に追いついたものの、その後に勝ち越して点を奪えないでいると徐々にフラストレーションを溜めていく。ラージョの選手が競り合いで倒れ、時間を稼ぐシーンが少なくなかったも拍車を掛けたか、怒号が飛び交い始め、怒りでバンバンと壁を叩く音が鳴り響く。
そんな嫌な流れを一変させたのは、この試合で先発を外れ、1-1の状況で62分に投入された久保だった。81分、右サイドのタッチライン際でボールを浮かせてマーカーを抜き去り、カットインしてさらに2人をかわして左サイドへ展開。決勝点となるオウンゴールの起点となった。