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【プレミア現地コラム】「オーウェン&ヘスキー」を彷彿させる2トップ。ワトフォード躍進のそれが原動力だ

カテゴリ:連載・コラム

山中忍

2015年12月18日

チームの18得点中15点を2トップで叩き出している。

アンリがかつての「オーウェン&ヘスキー」に例えて絶賛したのが、ディーニー(右)とイガロ(左)の2トップ。イガロはすでにゴール数を二桁の大台に乗せた。 (C)Getty Images

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 昨シーズンの2部リーグではふたり合わせて41得点をマークし、舞台をプレミアに移しても、ディーニーがイガロのゴールを演出した5節スウォンジー戦(1-0)からペースアップ。16節までにチームの18得点中15点をこのふたりで叩き出している。
 
 両者のコンビをかつての「オーウェン&ヘスキー」に例えたのは、解説者のティエリ・アンリだ。イガロは裏に飛び出すスピードを持ち、フィニッシュは左右両刀を使い分ける「点取り屋」。そのイガロの得点の影にはディーニーの働きがある。
 
 2、3年前までは「大砲」然としていたCFは「献身的な巨人」へと成長を遂げた。16節サンダーランド戦(1-0)で生まれたイガロの10ゴール目も、アウトサイドでDFを背負いながらタメを作ったディーニーのキープに端を発している。クラブ史上初のプレミア3連勝をもたらす決勝点となった。
 
 その偉業も、14節ではヴァーディーのプレミア連続得点新記録、続いてチェルシーとマンチェスター・ユナイテッドを下したボーンマスの連続金星の話題に埋もれてしまった。
 
 だが勇気ある4-4-2の前線で、プミレアの新たな名コンビがチームを牽引するワトフォードは、立派な注目株だ。
 
文:山中忍
 
【著者プロフィール】
山中忍/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
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