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【選手権代表校】東福岡|春の大敗から急成長を遂げ夏連覇。謙虚な姿勢で18年ぶりの二冠に挑む!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2015年12月16日

「去年も油断しているつもりはなかったが、結果的にそこが課題となった」

U-18日本代表にも選ばれる守護神の脇野敦至。抜群の反応と果敢な飛び出しが武器だ。(C) SOCCER DIGEST

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 そして、今年の東福岡が違ったのは夏以降の過ごし方である。
 
「去年はインターハイが終わったあとの(プレミアリーグの)C大阪戦で大敗したように、苦しんだ記憶がある。でも、今年はインターハイで優勝したあとも、謙虚に練習をしてきたから今のチームがあると思う。自分たちは去年のチームと比べてもまだまだ弱いので、伸びシロがあると感じている」
 
 脇野がそう話すように、謙虚な姿勢がチームをさらに強くした。森重潤也監督も「去年も油断しているつもりはなかった。ただ、結果的にそこが課題になったことを反省しないといけない」と、昨年の経験が今年に活かされていると話す。
 
「今年は脇野や餅山、自分などの去年を経験したメンバーが他の選手に伝えている。練習とか普通の会話からそこを意識してやれている」と中村が口にする、去年を知る選手たちの立ち居振る舞い。その結果が、プレミアリーグを2位で終える原動力となり、福岡県予選で他を寄せ付けない強さにつながったと言えるだろう。
 
「全然去年と違うと感じる。チームがひとつになっているし、攻撃のクオリティだったら今年のほうが高い。実際に結果として、プレミアリーグ(WEST)で2位になって、インターハイも優勝をしている。このまま続けていってほしい」と、昨年のチームを牽引した増山も今年のチームに太鼓判を押す。
 
 選手権出場を決めた後、プレミアリーグWESTでは、2連敗を喫した。しかし、「2連敗したけど、最後の試合に勝てたのですごく雰囲気は良い」と脇野はチームの状況を話す。選手権では2年連続でベスト16敗退。今年は順当に勝ち上がれば、インターハイの決勝で相まみえた市立船橋と再戦する可能性があるが、見据えるのは頂点のみである。
 
「赤い彗星」の異名をとる夏の王者は、「優勝を目指している。必ずその目標を達成したい」(脇野)と、18年ぶりの二冠達成を視野に入れている。
 
取材・文:松尾祐希(フリーライター)
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