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【選手権代表校】東福岡|春の大敗から急成長を遂げ夏連覇。謙虚な姿勢で18年ぶりの二冠に挑む!

カテゴリ:高校・ユース・その他

松尾祐希

2015年12月16日

プレミアWEST開幕戦の大敗で「一からやらないとダメ」と再認識。

東福岡(福岡)
所在地:福岡県福岡市東比恵2-24-1
創 立:1955年 創 部:1970年
選手権最高成績:優勝(1997、98年度)
主なOB:本山雅志(鹿島)、長友佑都(インテル)、増山朝陽(神戸)など
(C) SOCCER DIGEST

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主将としてチームを引っ張る中村健人。キープ力と足技が光る10番だ。(C) SOCCER DIGEST

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「今年はお休みのチームやけんね」
 
 九州新人戦の時から志波芳則総監督は柔らかい博多弁で、新チームのことをそう話していた。実際に、今年は個の力で勝負できるタレントを有していない。去年は圧倒的なフィジカルと突破力で勝負をするMF増山朝陽(現・神戸)や、強さと巧さを兼ね備えた司令塔MF中島賢星(現・横浜)などの活躍で夏の王者に君臨した。
 
 主将を務めるMF中村健人は、「個人としての力はない。でも、チームとして戦える力は去年よりあると思う。11人みんなでサッカーをしたい」と春先に話していた。個で勝負できる力がないからこそ、全員で戦うことが躍進のカギを握っていたと言える。
 
「(大敗した)C大阪戦があって、みんなが一からやらないとダメだと思った」
 
 GK脇野敦至がこう話すように、4月の高円宮杯U-18プレミアリーグWEST開幕戦でC大阪U-18に1-6で大敗してからチームは急成長を遂げる。攻撃ではひとりに頼るのではなく、複数の人数が絡んで崩すことを意識した。
 
「FWと中盤が三角形を意識して、サイドも突破するのではなくて、巧く使うことをやっていきたい」(中村)という狙いを持って、1トップのFW餅山大輝やFW毎熊晟矢に入ったタイミングのサポートで攻撃に厚みを付けた。
 
 一方の守備陣は身体をいかに張れるか、球際でいかに強さを発揮できるかが最大のキーワード。
「日頃から走り込んでいるので、試合後半になっても相手より走れている。そこは変わったと思う」と守護神の脇野が話すように、運動量を増やすことでその課題に正面から向き合った。その結果、夏のインターハイでは見事に2連覇。昨年の優勝とは打って変わり、1点差の僅差をモノにしての勝利が多く、チーム一丸となって掴んだ王者だった。
 
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