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【選手権代表校】市立船橋|帝京、国見に並ぶ最多6度目の優勝も視野に入る有力候補は一戦必勝の構えを崩さず

カテゴリ:高校・ユース・その他

平野貴也

2015年12月13日

プロ内定のふたりを欠いても顕著な戦力ダウンのない抜群の安定感。

市立船橋(千葉)
所在地:千葉県船橋市市場4-5-1
創 立:1957年 創 部:1957年
選手権最高成績:優勝(1994、96、99、2002、11年度)
主なOB:増嶋竜也(柏)、阿部翔平(甲府)、小川佳純(名古屋)、石田雅俊(京都)など
写真:田中研治

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精度の高いキックでセットプレーを任される工藤。主力FWの永藤が負傷してからは、得点源としても機能した。写真:田中研治

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 じわりと、確実に、強い――。
 
 市立船橋は近年、攻撃のバリエーションに彩りを加えているが、伝統の堅守とセットプレーを特徴とした勝負強さは健在だ。初戦の相手がトーナメントで特徴を発揮しやすい堅守速攻型の米子北(鳥取)、インターハイ優勝の東福岡(福岡)とも近いブロックとなり、組み合わせに恵まれたとは言い難いが、朝岡隆蔵監督は「そこを勝ち上がってナンボだと思っている。確かに、ちょっと嫌だなと思ういくつかのチームと同じブロックになった。でも、うちより、相手のほうが絶対に嫌だと思っているでしょう」と強気の姿勢を崩さない。
 
 今季は、とにかく安定感がある。2年目の挑戦となった高円宮杯U-18プレミアリーグEASTは4位。1年を通して優勝争いに食い込んだ。インターハイも決勝戦で敗れたものの、エースの永藤歩(山形加入内定)を欠きながらPK戦までもつれ込む死闘を演じて準優勝。永藤と椎橋慧也(仙台加入内定)というふたりのプロ内定選手が秋に揃って離脱しても戦力はそれほど落ちなかった。
 
 朝岡監督は「今年は、16~17人が先発候補で、例年にない戦力がある。秋にふたりがいない間も伸びた選手がいて、彼らが脇役のようになるくらい。ここからは、もう、こっち(指導陣)の問題。チームとしてのベストバランスを見極めて、試合中の変化についても状況に応じた正しい戦術行動をさせること。あとは、心と身体のコンディションを整えること」とチームに強い信頼感を示した。
 
 信頼を強めたのは、二度の転機で行なわれた大きな底上げが要因だ。最初は、インターハイの県予選決勝でライバルの流経大柏に2-3で敗れた試合。中盤や両SBをこなす古屋誠志郎は「あの試合では、最終ラインが引いてしまって負けた。それからは、ラインコントロールを意識するようになったし、CBが思い切ってチャレンジに行って、SBがカバーに入る動きもできるようになった」と敗戦をきっかけにして、押し込まれた際の悪癖を克服したことを明かした。
 
 最終ラインには守備のリーダーである白井達也、U-17日本代表DF杉岡大暉ら前方へ奪いに出るプレーが得意なストッパーがおり、強気のラインコントロールで特徴をさらに引き出せるようになった。
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