【CLポイント解説】焦ったファン・ハールの不可解な采配が勝敗を大きく左右した

カテゴリ:ワールド

遠藤孝輔

2015年12月09日

名手マタに代わって経験不足のパウウェルを送り込んだミス。

マタとシュバインシュタイガーをベンチに下げた69分の交代は、結果的にマイナスにしか働かなかった。ファン・ハールの采配ミスと言わざるをえない。(C)REUTERS/AFLO

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■ポイント3
ファン・ハールの采配ミス

 
 ボール支配率が高まり、徐々に相手ゴールに迫っていた後半のユナイテッド。しかし、69分に指揮官ファン・ハールが不可解な采配を見せる。シュバインシュタイガーとマタを下げて、キャリックとパウエルをピッチに送り出したのだ。
 
 その直前に右SBバレラと呼吸が合わず、マタが稚拙なパスミスを連発していたのは事実。それでも先制点をアシストしたとおり、一本のパスで違いを作り出せる選手には違いない。その名手の代役が、なぜ今シーズンのプレミアとCLでの出番がゼロだった新鋭だったのか。これといった仕事をこなせなかったパウエルの罪は大きくないだろう。
 
 しかも、早いタイミングで3枚のカードを使い切った結果、その直後に負傷したスモーリングを交代させられない緊急事態にも陥った。グループステージ敗退の危機という焦りが、ファン・ハールの判断を狂わせた印象は否めない。
 
文:遠藤孝輔
 
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