チャンピオンシップ準決勝
浦和レッズ - ガンバ大阪
11月28日(土)/14:00/埼玉スタジアム2002
ガンバ大阪
年間成績:3位 勝点63 18勝9分7敗 56得点・37失点
【担当記者の視点】
リーグ最終節での逆転劇で、昨季三冠王者が辛うじてCS進出を果たした。今季も多くのタイトルを視野に入れていたチームだが、ACL、ナビスコカップとあと一歩王座に届かなかっただけに、CSに懸ける想いには並々ならぬものがある。
最終節の山形戦では前半やや攻めあぐねたものの5分間で4ゴールと今季の最多得点をマーク。切り札となる長身FWの長沢も1ゴールを挙げ好調をアピールしており、良い手応えのまま浦和戦に臨める。
ただ、気になるのはその山形戦で腰を強打した倉田のコンディション。26日から練習に合流するも、当日の状態次第ではベンチスタートの可能性も残る。左MFでの先発が濃厚な宇佐美も、練習では倉田に代わってトップ下でテスト起用されている。
一方守備陣では負傷を抱えているCBの岩下がベンチ外となる模様。金も万全ではなく、代役は西野となりそうだ。右SBは守備重視ならオ・ジェソク、攻撃重視なら米倉の先発が考えられるが、一発勝負であることを考慮すれば、スタートは前者の起用が妥当か。
浦和との今季対戦成績は1勝1敗。直近の第2ステージ13節の対戦では主力3人を欠きながらも阿部、長沢の得点で勝利したが、一方で2試合両方の対戦でG大阪はズラタンにゴールを許している。守備陣はこのスロベニア人FWへの警戒感を強めている。
埼スタが舞台となったナビスコカップ決勝では鹿島に完敗を喫しただけに、長谷川監督は「二の舞は避けたい」と“負の記憶”を消し去る決意を見せている。