• トップ
  • ニュース一覧
  • 円熟味を増した“8番”遠藤航が3得点を演出し、爽やかな笑顔。原口元気とのコンビは「すごくやりやすい」【現地評】

円熟味を増した“8番”遠藤航が3得点を演出し、爽やかな笑顔。原口元気とのコンビは「すごくやりやすい」【現地評】

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年02月19日

インサイドハーフで原口とのコンビが機能

絶妙なタッチで先制点をお膳立てし、移籍後初アシストをマークした原口(上)。インサイドハーフでコンビを組む遠藤(左)とは「お互いを理解し合ってる」と共鳴。(C)Getty Images

画像を見る

 2月9日に30歳の誕生日を迎えた遠藤にとって、今回のケルン戦は30代で初勝利。リーグ戦の白星は自身が脳震盪に見舞われた11月8日のヘルタ・ベルリン戦以来、7試合ぶりということで、感慨ひとしおだったに違いない。「そんなに経ってるんですか……。数えてないから」と本人は苦笑したが、内容の伴った勝利という点に大きな意味がある。

 とりわけ、原口とのインサイドハーフコンビが機能しているのは大きい。2月5日のブレーメン戦、11日のフライブルク戦、そして今回と3試合連続で2人が中盤を形成したことで、ビルドアップや仕掛けなど攻撃のバリエーションは確実に広がっているのだ。

「元気君は僕らのサッカーを求めて、このチームに来た。自分たちは残留争いをするなかでもしっかりプレーして、チャレンジしてボールをつなぎながらチャンスメイクをするチーム。そこに2人で上手く関われているし、僕はすごくやりやすい。すでに元気君は欠かせない存在になっていると思います」と遠藤は前向きに発言。

 原口のほうも「お互いを理解し合ってるから、ボールを当てても安心感があるし、自分も当ててもらえる。2人で持ち上がるシーンもすごく多い。こんなに楽しいのはドイツに来てから初めてかもしれない」と興奮気味に語っていたほどだ。
 
 実際、2人とアンカーのアタカン・カラゾルの中盤3枚の関係性は、試合をこなすごとに良くなっている。原口のいる左サイドは左CBの伊藤洋輝、左SBのソサ、左FWクリス・ヒューリッヒの4人が上手く絡みながら攻撃を組み立てており、原口がバイタルエリア内に侵入する回数も増加傾向にある。

 そして、右は遠藤がやや引いて守備のバランスを取りつつ、ディアスらの動きを見ながら外に開いたり、ゴール前に飛び出したりと変化をつけているのだ。

「個人的には(代表での)6番(アンカー)でやってないんで、もどかしさを感じながらではありますけど、与えられた8番のポジションで結果を出すしかない。2点目をお膳立てしたシーンみたいに、8番だからこそ高い位置まで入って行けるし、得点に直結するプレーができる。そういう部分をポジティブに捉えながらやってます」と、遠藤は中盤のマルチ型として確実にスケールアップしつつあると言っていい。

【動画】シュツットガルトが3発完勝!ケルン戦ハイライト
 
【関連記事】
「バチバチしてるの初めて見た」「ケンカするんかと」伊東純也が激怒!元ブラジル代表DFとの睨み合いが反響!何があった?
「想像を超えてきた」セルティック旗手怜央のゴラッソ2発にファン驚嘆!同僚も絶賛「いかに特別な才能の持ち主であるかが分かる」
「日本歴代No.1やんすでに」3戦連続MOMの久保建英、妙技連発のプレー集に脚光!「完全に試合を支配してる!!」
「すぐには理解できず止めました」2位ウニオンから17位シュツットガルトへ…原口元気の移籍理由を妻るりこさんが明かす!
「一番心の中に残っている」内田篤人が明かした現役時代に“最も印象的だった光景”とは?「俺は見るためにドイツに来たんだ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト いざアジア王者へ!
    5月10日発売
    悲願のACL初制覇へ
    横浜F・マリノス
    充実企画で
    強さの秘密を徹底解剖
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト シーズンラストの決定版
    5月16日発売
    2023-2024シーズン
    欧州5大リーグ
    BEST PLAYER
    元選手・識者たちが徹底討論!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ