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「なぜか注目されないが…」鮮烈弾の久保建英、ソシエダ番記者が激賞した“ゴラッソ以外”の貢献「タケには『死んだ時間』が存在しない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2023年02月18日

「同情して、僕の得点としてカウントしてくれないかな」

見事なトラップからボレーシュートを叩き込んだ。(C)Getty Images

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 パーソナリティ、ハート、自信、クオリティ。前述したチームが見せた特徴は、くしくもタケの資質と共通する。このエスパニョール戦でも、得意のカットインからニア側を狙うシュートを放つなど、立ち上がりからその持ち味を発揮した。

 しかもこの日は待望のゴールが生まれた。23分、アシエル・イジャラメンディが左サイドから入れたクロスをゴール前でアレクサンダー・セルロトが競り合いこぼれたボールだった。タケはこの浮き球を巧みにトラップすると、間髪入れずに左足を一閃。強烈な弾道のシュートがネットに突き刺さった。

 エスパニョールのGKアルバロ・フェルナンデスはもっとやりようはあったはずだが、ボールがバウンドして上がり切る前のタイミングでのシュートが虚を突いたのも事実だろう。
 
 タケのショーはその後も続いた。27分には魔法のパスがディエゴ・リコのセルロトへのダイレクトでのクロスを呼び込み、37分には自らのボール奪取でカウンターが発動。ブライス・メンデス、セルロトとパスを交換しながらゴールに迫り、ミケル・オジャルサバルの裏に抜ける動きに呼応して縦パスを入れたが、セルロトがその折り返しのクロスからの絶好機を仕留めることができなかった。

 後半、前述したとおり、チーム全体のインテンシティが低下する中でも、タケは果敢に仕掛け続けた。レアンドロ・カブレラのオウンゴールを誘った63分の3点目は、まさに「死んだ時間」が存在しないタケのスピリットがもたらした一撃だった。

 試合後、タケは、「審判と話をした。同情して、僕の得点としてカウントしてくれないかなと思ってね。とにかく重要なのはチームが勝利したことだ」とそのシーンについて言及した。今シーズン、最高の補強選手となっているサムライに照らされ、ソシエダに再び幸せな月曜日が訪れた。

取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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