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「この半年間、ずっとトライしている」ドイツでさらなる高みを目ざすシャルケ吉田麻也。第2次森保Jへの意欲は?「決めるのは監督」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

元川悦子

2023年02月11日

ゼロで抑えても点が取れなければ…

ヴォルフスブルク戦は腕章を巻いてプレー。スコアレスドローで勝ち切れなかったが「守備は手応えがありました」と振り返る。(C)Getty Images

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 後半もシャルケが主導権を握り、開始5分には上月の仕掛けから得たFKをフレイが決めて先制かと思われた。が、これはVAR判定の末、オフサイド。31分にも幻のゴールがあり、結局最後の最後まで点が入らない。

 吉田ら守備陣は前回以上にスムーズな連係を見せ、安定感ある守備を構築していたが、前線が点を取ってくれなければ、最下位から抜け出そうにも難しい。不完全燃焼感を色濃く覚える3戦連続のスコアレスドローだったに違いない。

「今日は何本かチャンスがありましたけど、勝てたね。守備は手応えがありました。(相手の)チャンスらしいチャンスもなかったし、崩された形もほとんどなかったから。やればやるほど自信も連係も深まっている気がする。次(2月19日)がウニオン(・ベルリン)とのアウェーってことを考えると、今日は勝点3が欲しかったなというのが正直なところです」と、吉田は悔しさを滲ませた。
 
 それでも守りが落ち着いてきたことで、吉田に対する評価は一変。現地メディアもサポーターも、34歳のベテランDFにポジティブな見方をするようになってきている。それは紛れもない事実と言っていい。

「ドイツは『人に、人に』っていう戦い方をするんで、僕が思ってる自分の良さとはちょっと違うことを求められるケースが多いんですよね。自分は人についていくとか、1対1で負けないというのは、そんなに得意じゃない。だからこそ、この国ではそれを伸ばさなきゃいけない。人に強く行ったり、潰すところは潰すというのが非常に大事。この半年間、ずっとそこにトライしています。

 ただ、ヴォルフスブルクのFW(パトリック・ビマー)は味方と絡んでプレーするタイプのポストプレーヤー。頭を使いながらプレーする分には負けないって自信があるんで、僕にとっては好物の相手だった。逆に次のウニオンのようなチームは苦戦する。そこでしっかりできるようになりたいですね」と、吉田は自身を冷静に客観視しつつ、一つひとつの試合で確かな前進を遂げようと奮闘しているのだ。

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