「最後のところで僕の仕上げが精度を欠いたのは事実なので、しっかり練習していきた」(酒井)
酒井宏樹(ハノーファー/DF)
「崩しの部分、工程を意識してプレーしました。一回、(柏木)陽介くんと(本田)圭佑くんの3人で崩したシーンは完璧だったし、崩れるまで3人でボールを回すというのが良かったと思います。でも、最後のところで僕の仕上げが精度を欠いたのは事実なので、しっかり練習していきたいと思います」
――両サイドバックが高い位置を取っていたが?
「前半は特に多かったですね。後半に関しては2-0になったこともあったし、(長友)佑都くんも僕もなかなか上がる場面はなかったので、逆に上がらないで前の選手が使えるスペースを取って、自分たちで仕掛けている部分もあった。集中を欠いた守備もありましたけど、そういう部分を除いては、上手くコントロールした試合だったんじゃないかと思います」
――監督はリベンジだと言っていたが、手応えは?
「内容的には良かったと思いますが、得点はあと2、3点取りたかった。でも、第一目標は勝点3だったし、DFとしては無失点で抑えられた部分は良かったと思います」
――監督から言われていたことは?
「僕のところは球際。インターセプトは特に後半意識してやりましたし、そういうところでボールを取って、二次攻撃につなげられたのは良かったと思います」
――クロスで意識したことは?
「ニアに上げろと言われていたけど、なかなかニアは空いていないと思いつつも、試合途中でいろいろ模索しながら、そういうところは監督の要望も理解して、自分の色を出していくことも大事。結果にはつながらなかったのでしっかりと反省したいけど、内容は良かったので、最後の最後でしっかりやっていきたいと思います」
――ニアに上げろという指示は、具体的にどんな内容だった?
「低いグラウンダーのボールで、GKとDFの間に上げろと言われていた。でも、それはシチュエーションによりますし、深く入ったら絶対にニアのコースは空いていないので、逆に低い位置で、一回、(金崎)夢生くんに通したようなボールだったら、低いボールでいいと思います」
――金崎選手に通したボールは良いパスだったが、狙いどおり?
「良い位置でボールを取れたし、夢生くんも走ってくれていたので。ああいうボールのほうがシンガポールは弱い。なにかパターン化された崩しというよりは、ああいう意表を突いたボールのほうが良かったんだと思います。上手く通って良かったです」
「カウンターでハセさん(長谷部)と圭佑くんの2対1があったので、上がらなくてもいいかなと(笑)。ハセさんはハセさんで待っていたみたいで、けっこう時間があったんですけど、ここはステイかなと思ったので。でも、ああいうのは細かいこともしっかり詰めていきたいです」
「間延びした時間もありましたし、後ろからのサポートもなかなかいけなかった。でも真司くんが入ってからつないでくれたので、そういうところはもっと中にいる選手が話してしっかりやっていかないといけないし、もっとレベルの高い相手だと状況判断が難しいシチュエーションにされてしまうので、しっかりやっていきたい」
――とりあえず勝ててホッとした?
「結果も出ましたし、内容も良かったので、良かったと思います」