G大阪らしい攻撃は見せられず。昨年の決勝MVP・パトリックは完全に沈黙。

【警告】鹿島=カイオ(87分) G大阪=今野(25分)、パトリック(89分)、大森(90分)
【退場】なし
【本誌選定・MAN OF THE MATCH】小笠原満男
【大会選定・決勝MVP】小笠原満男
【G大阪|採点・寸評】
GK
1 東口順昭 5
序盤からシュートの雨を浴びるも粘り強く対応。72分には金崎のシュートを至近距離で止めるビッグセーブを見せるも、終盤に2点を追加されて万事休す。
DF
14 米倉恒貴 5.5
身体を投げ出す守備に加え、1対1の肉弾戦で激しさも見せたが、攻撃面は精彩を欠いた。藤春に比べれば安定感はあったものの、物足りなさは否めない。
5 丹羽大輝 5
40分のピンチはギリギリのところでクリア。気持ちのこもった守備は見せたが、以降も鋭い攻撃を受ける時間が長く続き、組織を立て直せないまま終始劣勢となった。
3 西野貴治 5(30分OUT)
負傷を抱える岩下に代わって先発も、序盤から鹿島の猛攻に晒されて苦戦。最終ラインかのつなぎも安定せず、30分に早々と交代を余儀なくされた。
4 藤春廣輝 5
攻撃の起点となる鹿島の遠藤をなかなか捕まえ切れず。終盤はカイオに決定的なパスを通されるなど、守備に追われて攻撃に力を割けなかった。
MF
15 今野泰幸 5
25分に中村を倒して警告を受け、以降はやや激しさを抑える無難な対応に終始。こぼれ球の回収役に徹した感もあるが、展開に工夫を欠いた。
7 遠藤保仁 5.5
12分に中村のミドルを頭でクリアする“1点分”の好守。藤春に通したスルーパスは一級品だったが、それ以外ではG大阪らしい崩しを見せられず。
13 阿部浩之 5(65分OUT)
守備面で奮闘するも、パスミスからカウンターを浴びるなどプレー精度は今ひとつ。崩しの局面でも変化を加えられないまま途中交代となった。
11 倉田 秋 5.5(78分OUT)
前線からの守備に加え、幅広く顔を出して攻撃にも関与し、良いアクセントになっていた。交代後に攻撃が停滞した事実が、倉田不在の影響を物語る。
39 宇佐美貴史 5
23分に60メートル近く独走してシュートもGK正面。ただし、これが最大にして唯一の見どころ。後半は絡む回数が少なく、影響力の乏しい“死に駒”と化した。
FW
29 パトリック 4.5
昌子らに競り負ける場面が多く、思うようにシュートも打てず。CKの守備でも金崎への寄せが一瞬遅れて失点するなど、攻守両面で減点材料ばかりが目立った。
交代出場
DF
8 岩下敬輔 5(30分OUT)
右足首の負傷を抱えながら強行出場。後方からの指示とビルドアップで最終ラインを落ち着かせたが、後半一気に崩れて3失点と統率し切れなかった。
MF
19 大森晃太郎 5(65分OUT)
阿部に代わって右MFでプレー。前回大会同様に流れを変える役割を期待されたが、押し込まれる展開のなかで存在感を失った。
FW
9 リンス -(78分IN)
1点ビハインドの78分に投入されるも、直後に2失点で出鼻をくじかれた。素早い寄せで闘志は感じさせたものの、肝心のゴールにはつながらず。
監督
長谷川健太 5
西野を早々に諦めて岩下を投入し、守備の安定化とビルドアップの強化を図る。一定の効果は見られるも、最後まで敗勢を立て直せず。交代策も奏功しないままタイトルを逃した。
取材・文:大木 勇・増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。
GK
1 東口順昭 5
序盤からシュートの雨を浴びるも粘り強く対応。72分には金崎のシュートを至近距離で止めるビッグセーブを見せるも、終盤に2点を追加されて万事休す。
DF
14 米倉恒貴 5.5
身体を投げ出す守備に加え、1対1の肉弾戦で激しさも見せたが、攻撃面は精彩を欠いた。藤春に比べれば安定感はあったものの、物足りなさは否めない。
5 丹羽大輝 5
40分のピンチはギリギリのところでクリア。気持ちのこもった守備は見せたが、以降も鋭い攻撃を受ける時間が長く続き、組織を立て直せないまま終始劣勢となった。
3 西野貴治 5(30分OUT)
負傷を抱える岩下に代わって先発も、序盤から鹿島の猛攻に晒されて苦戦。最終ラインかのつなぎも安定せず、30分に早々と交代を余儀なくされた。
4 藤春廣輝 5
攻撃の起点となる鹿島の遠藤をなかなか捕まえ切れず。終盤はカイオに決定的なパスを通されるなど、守備に追われて攻撃に力を割けなかった。
MF
15 今野泰幸 5
25分に中村を倒して警告を受け、以降はやや激しさを抑える無難な対応に終始。こぼれ球の回収役に徹した感もあるが、展開に工夫を欠いた。
7 遠藤保仁 5.5
12分に中村のミドルを頭でクリアする“1点分”の好守。藤春に通したスルーパスは一級品だったが、それ以外ではG大阪らしい崩しを見せられず。
13 阿部浩之 5(65分OUT)
守備面で奮闘するも、パスミスからカウンターを浴びるなどプレー精度は今ひとつ。崩しの局面でも変化を加えられないまま途中交代となった。
11 倉田 秋 5.5(78分OUT)
前線からの守備に加え、幅広く顔を出して攻撃にも関与し、良いアクセントになっていた。交代後に攻撃が停滞した事実が、倉田不在の影響を物語る。
39 宇佐美貴史 5
23分に60メートル近く独走してシュートもGK正面。ただし、これが最大にして唯一の見どころ。後半は絡む回数が少なく、影響力の乏しい“死に駒”と化した。
FW
29 パトリック 4.5
昌子らに競り負ける場面が多く、思うようにシュートも打てず。CKの守備でも金崎への寄せが一瞬遅れて失点するなど、攻守両面で減点材料ばかりが目立った。
交代出場
DF
8 岩下敬輔 5(30分OUT)
右足首の負傷を抱えながら強行出場。後方からの指示とビルドアップで最終ラインを落ち着かせたが、後半一気に崩れて3失点と統率し切れなかった。
MF
19 大森晃太郎 5(65分OUT)
阿部に代わって右MFでプレー。前回大会同様に流れを変える役割を期待されたが、押し込まれる展開のなかで存在感を失った。
FW
9 リンス -(78分IN)
1点ビハインドの78分に投入されるも、直後に2失点で出鼻をくじかれた。素早い寄せで闘志は感じさせたものの、肝心のゴールにはつながらず。
監督
長谷川健太 5
西野を早々に諦めて岩下を投入し、守備の安定化とビルドアップの強化を図る。一定の効果は見られるも、最後まで敗勢を立て直せず。交代策も奏功しないままタイトルを逃した。
取材・文:大木 勇・増山直樹(サッカーダイジェスト編集部)
※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。