今冬の去就もさることながら、まずは記録達成に注目しよう!
「(前頁の続き)それってなんでやろう? と思ったら、大事な場面で走って相手のクリアを防いだり、五分五分のボールをマイボールにしたりしている。そういうところでリズムを作っていたんです。今、ヴァーディーはそれができているんです。あいつがゴールを取れている理由は、自分にはすごく理解できます」
このように岡崎が絶賛するヴァーディーの最大の武器は、一瞬で相手を置き去りにする抜群のスピードだ。クリスタル・パレス戦の一発もそうだが、6節のストーク戦でのゴールや、9節のサウサンプトン戦での試合終了間際の同点弾も、その加速力が生み出した。
これは、試合後の取材で、岡崎が頻繁に触れている部分でもある。
「ヴァーディーは身体(能力)が高い。めっちゃ足が速い」
「なんで彼が点を取れるかというと、一瞬のスピードがあるから。圧倒的に速い」
等々……。
そして当然、非凡なゴールセンスも長所である。ユース時代からゴールスコアラーとして期待され、下部リーグでゴールを量産して、ここまで這い上がってきた男だ。それだけに、一度調子が出ると止まらない。
「決定力は本当に凄いと思う。ノッているとしか言いようがない。自分のところにこぼれてきてゴールを決めちゃうというのは……」
ヴァーディーの決定力の高さに脱帽する岡崎は、イングランド代表としての活躍についても太鼓判を押す。
「他のチームメートも言ってるけど、代表として試合に出るべき選手だと思う。特徴を理解してもらい、イングランドをヴァーディーのチームにしていかないと」
前半戦の活躍により、ヴァーディーは国中から注目を浴びる存在となるまでに成長した。今では、欧州のビッグクラブもレスターの背番号9に関心を寄せているといわれ、1月の移籍市場ではビッグムーブが噂されている。
とはいえ、まず注目されるのは、11節のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦で、プレミアリーグ史上3人目となる8試合連続ゴールを達成できるか否かだ。さらにその先には、ルート・ファン・ニステルローイの持つ10戦連続得点が待っている。
一度はサッカー選手の夢を諦め、工場勤めをした苦労人。わずか3年半前まで5部リーグのクラブ(セミプロレベル)でプレーしていた男は、28歳の今、自身のフットボール人生を謳歌しているに違いない。
取材・文:松澤 浩三
このように岡崎が絶賛するヴァーディーの最大の武器は、一瞬で相手を置き去りにする抜群のスピードだ。クリスタル・パレス戦の一発もそうだが、6節のストーク戦でのゴールや、9節のサウサンプトン戦での試合終了間際の同点弾も、その加速力が生み出した。
これは、試合後の取材で、岡崎が頻繁に触れている部分でもある。
「ヴァーディーは身体(能力)が高い。めっちゃ足が速い」
「なんで彼が点を取れるかというと、一瞬のスピードがあるから。圧倒的に速い」
等々……。
そして当然、非凡なゴールセンスも長所である。ユース時代からゴールスコアラーとして期待され、下部リーグでゴールを量産して、ここまで這い上がってきた男だ。それだけに、一度調子が出ると止まらない。
「決定力は本当に凄いと思う。ノッているとしか言いようがない。自分のところにこぼれてきてゴールを決めちゃうというのは……」
ヴァーディーの決定力の高さに脱帽する岡崎は、イングランド代表としての活躍についても太鼓判を押す。
「他のチームメートも言ってるけど、代表として試合に出るべき選手だと思う。特徴を理解してもらい、イングランドをヴァーディーのチームにしていかないと」
前半戦の活躍により、ヴァーディーは国中から注目を浴びる存在となるまでに成長した。今では、欧州のビッグクラブもレスターの背番号9に関心を寄せているといわれ、1月の移籍市場ではビッグムーブが噂されている。
とはいえ、まず注目されるのは、11節のウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン戦で、プレミアリーグ史上3人目となる8試合連続ゴールを達成できるか否かだ。さらにその先には、ルート・ファン・ニステルローイの持つ10戦連続得点が待っている。
一度はサッカー選手の夢を諦め、工場勤めをした苦労人。わずか3年半前まで5部リーグのクラブ(セミプロレベル)でプレーしていた男は、28歳の今、自身のフットボール人生を謳歌しているに違いない。
取材・文:松澤 浩三