モウリーニョは記者会見に現れず…。ビリッチ、アラダイスは勝利の余韻に浸る。
マンチェスター勢が勝点1を分け合った一方で、ウェストハムとチェルシーのロンドン・ダービーではジャイアントキリングが起きた。ホームのウェストハムがチェルシーを2-1で下したのだ。
ジョゼ・モウリーニョは試合後の会見を欠席し、姿を現さなかったが、そんなライバルの指揮官について、下馬評を覆して勝利したスラベン・ビリッチ監督がコメントした。
スラベン・ビリッチ(ウェストハム監督)
「難しいチャレンジだったし、私たちにとっては腕試しでもあった。今日の勝利は特別だ!なんてたって、相手はチャンピオンだったんだ」
(苦境に立たされている同業者のモウリーニョについては――)
「モウリーニョはチェルシーにとってベストの監督だろう。彼は全てを成し遂げてきたからね。
私から見れば、王者になった昨シーズンのチェルシーも、今シーズンのチェルシーも同じチームで、モウリーニョは常にチームにモチベーションを与えてきたと思う。常に勝利に飢えていて、ファンもその姿勢に期待しているんだろう。でも、ここまでの10試合は最高のパフォーマンスではないだろうし、順位も当然、彼らがいるべき場所ではないね(チェルシーは10節終了時点で15位)。
でも、フットボールの世界では今の彼らのようなことが起こってしまうんだ。私はチェルシーの試合を欠かさず見ているけど、昨シーズンと同じようにプレーできている時間帯もある。ただ、不運にもポストに嫌われてしまっているシーンが多いね」
さらに、今シーズン未勝利だったサンダーランドは、前節からチームを率いるサム・アラダイスの下、地元のライバル、ニューカッスルとのタインウェア・ダービーで3-0と完勝した。
サンダーランド就任後初勝利を手にしたアラダイスが、ダービー勝利の価値を語った。
サム・アラダイス(サンダーランド監督)
「大きな価値を持つダービーマッチでの勝利は本当に大きいよ。ラッキーな形(PK)で先制点を奪えて、最終的に相手が一人減っていたこともあって(ファブリシオ・コロッチーニが前半終了間際に退場し、PKを獲得)、3-0で勝てたんだ。シーズン初勝利だし、今後において重要な一戦になる」
スティーブ・マクラーレン監督(ニューカッスル監督)
「PKのシーンを二度も見直したけど、審判は二つのミスを犯した。まず、PKの前の場面で(ジョルジニオ・)ヴァイナルダムが(リー・)カッターモールに引っ張られているだろう? あれは完全にペナルティーだ。だが、審判は、コロ(コロッチーニ)が前に乗り出し、(スティーブン・)フレッチャーがボールにいこうとしていないのにPKを取った。あのミスジャッジが全てだったね。
10人で勝つなんてできない。せいぜい、引き分けが精一杯だろう。言い訳がしたいわけではないけど、こういうビッグマッチには経験のある審判が必要だった。審判だけはどうしようもないよ」
文:内藤秀明
ジョゼ・モウリーニョは試合後の会見を欠席し、姿を現さなかったが、そんなライバルの指揮官について、下馬評を覆して勝利したスラベン・ビリッチ監督がコメントした。
スラベン・ビリッチ(ウェストハム監督)
「難しいチャレンジだったし、私たちにとっては腕試しでもあった。今日の勝利は特別だ!なんてたって、相手はチャンピオンだったんだ」
(苦境に立たされている同業者のモウリーニョについては――)
「モウリーニョはチェルシーにとってベストの監督だろう。彼は全てを成し遂げてきたからね。
私から見れば、王者になった昨シーズンのチェルシーも、今シーズンのチェルシーも同じチームで、モウリーニョは常にチームにモチベーションを与えてきたと思う。常に勝利に飢えていて、ファンもその姿勢に期待しているんだろう。でも、ここまでの10試合は最高のパフォーマンスではないだろうし、順位も当然、彼らがいるべき場所ではないね(チェルシーは10節終了時点で15位)。
でも、フットボールの世界では今の彼らのようなことが起こってしまうんだ。私はチェルシーの試合を欠かさず見ているけど、昨シーズンと同じようにプレーできている時間帯もある。ただ、不運にもポストに嫌われてしまっているシーンが多いね」
さらに、今シーズン未勝利だったサンダーランドは、前節からチームを率いるサム・アラダイスの下、地元のライバル、ニューカッスルとのタインウェア・ダービーで3-0と完勝した。
サンダーランド就任後初勝利を手にしたアラダイスが、ダービー勝利の価値を語った。
サム・アラダイス(サンダーランド監督)
「大きな価値を持つダービーマッチでの勝利は本当に大きいよ。ラッキーな形(PK)で先制点を奪えて、最終的に相手が一人減っていたこともあって(ファブリシオ・コロッチーニが前半終了間際に退場し、PKを獲得)、3-0で勝てたんだ。シーズン初勝利だし、今後において重要な一戦になる」
スティーブ・マクラーレン監督(ニューカッスル監督)
「PKのシーンを二度も見直したけど、審判は二つのミスを犯した。まず、PKの前の場面で(ジョルジニオ・)ヴァイナルダムが(リー・)カッターモールに引っ張られているだろう? あれは完全にペナルティーだ。だが、審判は、コロ(コロッチーニ)が前に乗り出し、(スティーブン・)フレッチャーがボールにいこうとしていないのにPKを取った。あのミスジャッジが全てだったね。
10人で勝つなんてできない。せいぜい、引き分けが精一杯だろう。言い訳がしたいわけではないけど、こういうビッグマッチには経験のある審判が必要だった。審判だけはどうしようもないよ」
文:内藤秀明