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数字に表われない家長昭博の凄み。孤高の天才キャラは過去の話。チームメイトが明かす背番号41の変貌と貢献

カテゴリ:Jリーグ

岡島智哉

2022年11月07日

原動力は「勝たせること、優勝させること」

3連覇がかかっていた川崎だったが、2位でフィニッシュ。王座奪還をキーワードに、来季も36歳レフティのさらなる奮闘に期待がかかる。(C)SOCCER DIGEST

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 孤高の天才キャラは過去の話。今のフロンターレには、勝利の可能性を1%でも上げるため、チームメイトと目線を合わせ、これまでの経験から導き出される助言をチームに伝える36歳の姿がある。

 カタール・ワールドカップの日本代表メンバーに選出された山根は、発表会見の場で「僕のサッカー人生は、巡り合わせだったり、タイミングがすごく良かったりした部分が多い。そういう人たちのおかげで今があることを忘れちゃいけない」と感謝を述べていた。

 この発言をしている際に思い浮かんだ顔は「チョウさん、オニさん、アキさん」の3人だったという。

 チョウさんは湘南時代に指導を受けた曺貴裁監督、オニさんは現在の川崎の鬼木監督。指揮官2人との横並びで、家長の名前が登場した。その理由を、山根はこう語る。

「前にあの人がいてくれることで、自分の良さがどれだけ引き出されたんだろうかと。正直、数え切れない。このチームにアキさんがいなかったら、どうなっていただろうと考えますね。同じタイミングでサッカーができて、運が良かったなと思います」
 
 山根だけではないだろう。カタールW杯に臨むメンバーの中には、フロンターレ時代に両ワイドという関係性でプレーした三笘薫、中盤の右で巧みな連係を見せていた田中碧、守田英正ら、家長とのプレー経験がある選手も多い。背番号41の背中から、何かしらの薫陶を受けたに違いない。

 そんな家長の、サッカーをやるうえでの原動力は「チームを勝たせること、優勝させることが自分に課せられていること。それをもたらしたいという思いが、モチベーションになっている。それに向かって、日々積み上げて成長したりすることが楽しみかな」。

 フロンターレは3連覇を逃した。最終節では10人の状態でFC東京を3-2で下すも、横浜が勝利したため、勝点2差の2位となった。

 試合後、家長の目には光るものがあった。悔しさを押し殺す表情があった。返上したタイトルを取り戻すべく、王者奪還がキーワードとなる来季も、家長はフロンターレの中心であり続けるだろう。

取材・文●岡島智哉(報知新聞社)

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