キャプテンが涙をこらえ、サポーターに感謝を述べた。

　J１で２位の川崎フロンターレは11月５日、最終節でFC東京と対戦。前半に退場者が出て１人少ない状況のなか、３－２で激闘を制し、４連勝を飾った。しかし、勝点２差で首位を走る横浜F・マリノスも他会場で勝利したため、順位は変わらず、２位でシーズンをフィニッシュ。優勝とはならなかった。

　Jリーグは公式ツイッターで、「最後まで可能性を信じ戦った川崎フロンターレ。涙をこらえ、ファン・サポーターのもとへ挨拶」と題し、会場の味の素スタジアムに駆け付けたサポーターへ、試合後に挨拶をするDF谷口彰悟の動画を公開した。

　スタンドのサポーターの前に立ち、メガホンを握った谷口は、涙をこらえながら次のように感謝を口にした。
 

「今日も最高の雰囲気をありがとうございました。やっぱり悔しいです。かすかな望みをかけて、最後まで戦いました。やっぱり悔しいです。でも選手も、ここにいるサポーターも優勝を目ざして最後までひとつになって戦いました。本当にありがとうございました。このサポーターを本当に誇りに思います」

　最後には、「みんなで胸を張ってバラバラで締めましょう！」と呼び掛け、サポーターと選手が声を揃えてチャントを歌い、締めくくった。

　この動画には、多くのファンが反応。「やばい、泣ける」「最高のキャプテン」「優勝できなくてもこーゆー雰囲気のチームがやっぱり好き」「サポーターになって本当に良かった」「試合後は上向いて胸張って一番前を歩くキャプテンかっこよかった」「谷口さんやっぱ泣いててもかっけえよ」といった様々な声が上がっている。

　鹿島アントラーズ以来、史上２クラブ目となる３連覇の夢はかなわなかったが、最後まで諦めずに戦う川崎の姿勢は多くのファンの心を打ったようだ。

構成●サッカーダイジェストWeb編集部

【動画】涙をこらえ、ファン・サポーターへ挨拶に向かった川崎の選手たち。谷口が感謝のメッセージ

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