指揮官の期待以上のパフォーマンスを見せているにもかかわらず…。
私もベニテスの采配には、首を傾げたくなることが少なくない。そもそも開幕前のプレシーズン中に新監督は、ベンゼマにいくつかの要求をしたという。中でも印象的だったのが、こんなコメントだ。
「今シーズンはこれまでよりもゴールを狙ってくれ。多少はエゴイストでもいい。ゴールへの強い意欲を見せるんだ。私はチャンスメークよりも9番(CF)らしい結果を求めている」
そして、実際にベンゼマはその要望に見事に応えている。C・ロナウドを上回るペースの得点数は、マドリー入団以来はじめてのこと。そのうえで、昨シーズンまでのようなC・ロナウドやベイルを活かすためのスペースメーキングなど“陰の仕事”も、しっかりと完遂しているのだ。
だからベンゼマには、指揮官の要求通り、いやそれ以上のパフォーマンスを見せている自信があった。それでもベニテスは、後半半ばにいつも交代を命じてきた。本拠地サンチャゴ・ベルナベウの観客の中にも、不可解な表情を浮かべる者は少なくない。
不運にもベンゼマは、10月8日のフランス対アルメニア戦でハムストリングを痛め、2、3週間の離脱が見込まれている。
しかし、復帰後も待ち受けているのは、おそらくは60分間そこそこのプレー時間。なんとも解せない状況だ。
「今シーズンはこれまでよりもゴールを狙ってくれ。多少はエゴイストでもいい。ゴールへの強い意欲を見せるんだ。私はチャンスメークよりも9番(CF)らしい結果を求めている」
そして、実際にベンゼマはその要望に見事に応えている。C・ロナウドを上回るペースの得点数は、マドリー入団以来はじめてのこと。そのうえで、昨シーズンまでのようなC・ロナウドやベイルを活かすためのスペースメーキングなど“陰の仕事”も、しっかりと完遂しているのだ。
だからベンゼマには、指揮官の要求通り、いやそれ以上のパフォーマンスを見せている自信があった。それでもベニテスは、後半半ばにいつも交代を命じてきた。本拠地サンチャゴ・ベルナベウの観客の中にも、不可解な表情を浮かべる者は少なくない。
不運にもベンゼマは、10月8日のフランス対アルメニア戦でハムストリングを痛め、2、3週間の離脱が見込まれている。
しかし、復帰後も待ち受けているのは、おそらくは60分間そこそこのプレー時間。なんとも解せない状況だ。