突然の監督交代劇…三笘のタスクにも変化が
三笘との会話は、ブライトンで起きた突然の監督交代劇に及んだ。
好スタートを切ったブライトンだが、指揮官のグレアム・ポッターが強豪チェルシーに突然引き抜かれた。新監督にイタリア人のロベルト・デ・ゼルビが就任し、チームは新体制で再スタートを切った。
三笘の獲得を決めたポッター監督が退団したことに、「監督が代わったのは仕方ないことなので、そこにあまり目を向けていない」とし、すでに気持ちを切り替えていると話した。「またアピールしないといけないので、そこのタフさはある」と続けながらも、これまではベンチスタートで後半途中から投入されることが多いことに触れ、「ベンチの選手にとっては(転機になるという意味で)良いことというか。もう一度良いプレーをすれば、新しいイメージで入っていける。そういう印象を植え付けていければ」とアピールに燃えていると語った。
イタリアのサッスオーロをリーグ中位に導いて名を上げたデ・ゼルビ新監督は、優れた戦術家として知られる。
トレーニングでは早くも監督のカラーを打ち出しており、三笘が務める3-4-3のウイングバックもタスクが変わった。最大の変更点は守備のタスク。ポッター前監督は、三笘を含めたウイングバックに「なるべく高い位置を取るように」と指示を出し、守備時も最終ラインのひとつ手前のエリアをカバーさせた。
ところが、デ・ゼルビ監督はウイングバックに最終ラインまで下がって守備をするよう指示を出している。守備時には5バックに変形する形となり、トッテナム戦では三笘も最終ラインに加わってディフェンスに走った。守備時は最終ラインに下がり、攻撃時になると最前線まで駆け上がる。これまで以上に運動量が求められるという。
「前の監督の時は、一個前の高い位置で(ポジションを)取れたところがありましたけど。今は、もう一つ引いてから、また前に出ていかなければいけない。ボールを持っている時は良いですけど、カウンターの時の運動量というのはまだまだ出していかなくてはいけない。そういうところは求められると思います。
守備の時は一個下がるところがあります。細かいポジショニングが違うところがあるので、身体に染みつけていくしかないかなと思ってます」
好スタートを切ったブライトンだが、指揮官のグレアム・ポッターが強豪チェルシーに突然引き抜かれた。新監督にイタリア人のロベルト・デ・ゼルビが就任し、チームは新体制で再スタートを切った。
三笘の獲得を決めたポッター監督が退団したことに、「監督が代わったのは仕方ないことなので、そこにあまり目を向けていない」とし、すでに気持ちを切り替えていると話した。「またアピールしないといけないので、そこのタフさはある」と続けながらも、これまではベンチスタートで後半途中から投入されることが多いことに触れ、「ベンチの選手にとっては(転機になるという意味で)良いことというか。もう一度良いプレーをすれば、新しいイメージで入っていける。そういう印象を植え付けていければ」とアピールに燃えていると語った。
イタリアのサッスオーロをリーグ中位に導いて名を上げたデ・ゼルビ新監督は、優れた戦術家として知られる。
トレーニングでは早くも監督のカラーを打ち出しており、三笘が務める3-4-3のウイングバックもタスクが変わった。最大の変更点は守備のタスク。ポッター前監督は、三笘を含めたウイングバックに「なるべく高い位置を取るように」と指示を出し、守備時も最終ラインのひとつ手前のエリアをカバーさせた。
ところが、デ・ゼルビ監督はウイングバックに最終ラインまで下がって守備をするよう指示を出している。守備時には5バックに変形する形となり、トッテナム戦では三笘も最終ラインに加わってディフェンスに走った。守備時は最終ラインに下がり、攻撃時になると最前線まで駆け上がる。これまで以上に運動量が求められるという。
「前の監督の時は、一個前の高い位置で(ポジションを)取れたところがありましたけど。今は、もう一つ引いてから、また前に出ていかなければいけない。ボールを持っている時は良いですけど、カウンターの時の運動量というのはまだまだ出していかなくてはいけない。そういうところは求められると思います。
守備の時は一個下がるところがあります。細かいポジショニングが違うところがあるので、身体に染みつけていくしかないかなと思ってます」
三笘によれば、ポッター前監督とデ・ゼルビ監督のやり方は「全然違う」と言う。「選手全員がまだ慣れていない。パターンがあるというか。ビルドアップの仕方など、そういうところの細かさがある」とし、チーム全体が新監督の戦術に適応している段階にあると説明した。
そのデ・ゼルビ監督は、試合後の会見で「ミトマは非常に優れた選手。(3-3で引き分けた)リバプール戦もミトマとララーナが試合の流れを変えた。今日のトッテナム戦も同じだった」と日本代表に好印象を抱いていると評価。
さらに、「質の高い選手を全員起用できるよう解決策を見つけたいが、サッカーは11人しか出場できない。レアンドロ・トロサール、パスカル・グロス、ソリー・マーチ。彼らも非常に良い選手だ。トッテナム戦では後半途中から4-3-3にしてミトマを左ウイングに移し、マーチを左サイドバックとして起用した。それも解決策のひとつ」とし、今後チームの最適解を見出していきたいと述べた。
突然の監督交代でチームは揺れているが、スタメン奪取を狙う三笘にとってはここは一つのチャンスでもある。本人も「自分の特長を早く出さないといけない」とし、守備のタスクをこなしながら攻撃面でアピールしていきたいと力を込めていた。
取材・文●田嶋コウスケ
そのデ・ゼルビ監督は、試合後の会見で「ミトマは非常に優れた選手。(3-3で引き分けた)リバプール戦もミトマとララーナが試合の流れを変えた。今日のトッテナム戦も同じだった」と日本代表に好印象を抱いていると評価。
さらに、「質の高い選手を全員起用できるよう解決策を見つけたいが、サッカーは11人しか出場できない。レアンドロ・トロサール、パスカル・グロス、ソリー・マーチ。彼らも非常に良い選手だ。トッテナム戦では後半途中から4-3-3にしてミトマを左ウイングに移し、マーチを左サイドバックとして起用した。それも解決策のひとつ」とし、今後チームの最適解を見出していきたいと述べた。
突然の監督交代でチームは揺れているが、スタメン奪取を狙う三笘にとってはここは一つのチャンスでもある。本人も「自分の特長を早く出さないといけない」とし、守備のタスクをこなしながら攻撃面でアピールしていきたいと力を込めていた。
取材・文●田嶋コウスケ