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「タケはすでにピッチ上のスターだ」久保建英の敵将への“リベンジ達成”にソシエダ番記者は感服!「エメリは驚きながら見ていただろう」

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2022年10月13日

「監督は別のプランを持ち、それで考え方の相違が生じた」

アルビオル(左)のイエローカードを誘発するなど元同僚たちを困らせた。(C) Getty Images

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 しかし、あくまで前向きなタケは、エメリと一緒に過ごした時間についても次のように回想している。

「トップクラスの選手たちと一緒に練習ができた。特に中盤から前線にかけてレベルの高い選手が揃っていた。ただ僕は19歳でレンタル移籍という立場だった。僕はあるプランを持って加入した。でも監督は別のプランを持ち、それで考え方の相違が生じた。でもヨーロッパリーグでプレーできたし、僕はビジャレアルでの経験をポジティブに捉えている」

 確かにレンタル生活を繰り返した近年の経験がタケを逞しくしたのは間違いないだろう。ともあれ因縁というまでには至らないが、きっとタケはこの試合で成長した姿を見せたい気持ちはあったはずだ。

 一方のエメリ監督はDFラインと中盤に強力な2列の壁を作り、ソシエダの攻撃陣が自由に動けるスペースを制限するという人海戦術で立ち向かった。タケはこの日もセルロトと2トップを組んだが、両者ともその相手の堅陣に手を焼き、前半、危険なシーンを作り出すことはできなかった。

 そんな中、唯一可能性を感じさせたのが、23分にブライス・メンデスが相手GKのヘロニモ・ルジのパスミスをカットしたシーンだ。フリーのタケにボールが渡れば押し込むだけでゴールという絶好機だったが、ブライス・メンデスには見えていなかった。
 
 後半、3日前のシェリフ戦で90分間フル出場した影響が懸念されたが、タケはファンが歓喜する闘志を前面に押し出したプレーを見せ続けた。開始早々に完璧なクロスを送り込んだが、ダビド・シルバもセルロトもゴールに結びつけることができない。その後にも再び左サイドから絶妙なクロスを蹴り込んだが、シルバはシュートまで持ち込むことができなかった。

 64分にはラウール・アルビオルへのイエローカードを誘発。ビジャレアルの守備陣はタケをファウル以外で止める術を知らず、あと数枚カードを提示されていても不思議ではなかった。

 得点に絡むことこそできなかったが、運動量豊富に動き回り、再三自陣まで戻り、ボール奪取を見せた。完璧なタイミングで完璧な場所にたどり着いたタケは、すでにピッチ内外でスターとなっている。そして、敵将としてそのプレーを目の当たりにしたエメリもそのことを知る羽目となったのだ。

文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

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