「距離感を遠くしてボールを失うのではなく、近くして失ったほうが良い」
基本的なプレー精度はもちろん、ボールホルダーに対してのフォローの距離感も改善すべきポイントだ。立ち上がりに相手の出方を見極め、それぞれのポジショニングを微調整できなければ、シリア戦の前半のように苦戦を強いられかねない。
仮にイランがプレッシャーをかけてこない戦い方を選んだとしても、「プレッシャーをかけられたバージョンと、かけられてないバージョン。どちらで来られてもいいように準備して」おくべきだろう。
また、こうしたポジショニングの修正は、攻撃面以外でも効果を発揮すると本田は言う。
「イランが激しく来るのは予想されるので、球際のところでボールを失うことも想定はされる。ただ、距離感を遠くしてボールを失うのではなく、距離感を近くして失ったほうが良い。失った場合も、その瞬間にまたプレスをかける。頭のなかでは(整理)できているんですけど、あとはどれだけピッチで具現化できるかだと思いますね」
アグレッシブにラインを上げて相手陣内でサッカーができれば、本田が言う「距離感を近くした」コンパクトな状態を保つことができる。つまりは、本田を含む前線の選手だけでなく、チーム全員が意識を共有して「近い距離感」を保てるかどうかが生命線ということだ。
アジア予選のグループDで首位につけるイランは、4試合で11得点というまずまずの攻撃力を備えている。それを抑えながら目指すスタイルを表現できるのか。チーム力が試される13日の試合で、日本代表が、そして本田がどんな答えを出すのか見ものだ。
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェストWeb)
仮にイランがプレッシャーをかけてこない戦い方を選んだとしても、「プレッシャーをかけられたバージョンと、かけられてないバージョン。どちらで来られてもいいように準備して」おくべきだろう。
また、こうしたポジショニングの修正は、攻撃面以外でも効果を発揮すると本田は言う。
「イランが激しく来るのは予想されるので、球際のところでボールを失うことも想定はされる。ただ、距離感を遠くしてボールを失うのではなく、距離感を近くして失ったほうが良い。失った場合も、その瞬間にまたプレスをかける。頭のなかでは(整理)できているんですけど、あとはどれだけピッチで具現化できるかだと思いますね」
アグレッシブにラインを上げて相手陣内でサッカーができれば、本田が言う「距離感を近くした」コンパクトな状態を保つことができる。つまりは、本田を含む前線の選手だけでなく、チーム全員が意識を共有して「近い距離感」を保てるかどうかが生命線ということだ。
アジア予選のグループDで首位につけるイランは、4試合で11得点というまずまずの攻撃力を備えている。それを抑えながら目指すスタイルを表現できるのか。チーム力が試される13日の試合で、日本代表が、そして本田がどんな答えを出すのか見ものだ。
取材・文:五十嵐創(サッカーダイジェストWeb)