【C大阪】田代有三×玉田圭司 相思相愛の2トップが語る昇格への決意

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2015年10月10日

守備面の安定は、チーム全体の意識の変化。俺らふたりのお陰ではない。――玉田圭司

今季は26試合・10得点という成績を残している玉田。ゴールはもちろん、前線からの守備でも奮闘を見せる。(C) SOCCER DIGEST

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――さてプレー面の話も訊かせてください。今季のチームは、フォルラン選手、カカウ選手がいた前半戦は3トップを採用する試合が多かったですが、8月の両選手の退団後(21節以降)、ふたりが2トップを組むようになりました。
 
田代 僕は3トップの時はあまり試合に絡めていなかったので、その辺はどうですか?
 
玉田 俺としては3トップでも、2トップでも役割が大きく変わってないよ。前線にただ構えているわけではなく、中盤に下がってパスを捌いたりもするし。でも前線に張ってくれる有三と組むようになって、中盤に下がるプレーはやりやすくなった。有三が最前線にいるほうが相手も嫌だろうしね。
 
田代 自分も最終ラインを押し下げる役割は意識しています。ただ、僕もボールに寄っちゃう部分があって、危険な位置に誰もいないことがあるので、そこは修正したいです。
 
――玉田選手、田代選手は、前線からのプレスなど守備面でも大きく貢献していると感じます。実際にふたりが2トップを組む前の20試合は合計19失点、複数失点した試合は5試合ありましたが、21節以降は計7失点、複数失点した試合は1と、守備の安定が見られます。
 
田代 僕は試合に出られない時にスタンドから観ていて、前線からの守備が弱いなと感じていたんです。後ろの選手が大変そうだなと。自分はもともと守備が嫌いじゃないので、そこは頑張ろうと思っていました。
 
玉田 ファーストディフェンダーの動き方など、チームとして守備のやり方がハッキリするようにはなりましたね。でも俺ら2枚のお陰ではないと思いますよ。チーム全体の意識の変化なので。正直、俺は守備はやりたくないですけど(笑)、すごく大事なことだと理解はしているので、いつも攻撃をするための第一歩として頑張っています。
 
田代 ただ、失点が減ったのは良いですけど、ゴール数も一緒に減っているので、そこは改善点ですね。
 
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