【U-18日本代表】10月2日からアジア1次予選 10年ぶりのU-20W杯出場へ求められるものは?

カテゴリ:日本代表

川端暁彦

2015年10月01日

徹底してきたセットプレーの守備で磐田、静産大相手に結果を残す。

左SBの浦田はサイド攻撃のキーマン。精度の高いクロスを供給するレフティだ。写真:川端暁彦

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 予選に向けてもうひとつ意識していたポイントはプレースキックだ。「これまではむしろセットプレーでやられることが多かった」と内山監督が苦笑を浮かべたように、8月のSBSカップ、9月の中国遠征と大事なところでセットプレーから失点して勝利を逸するという試合があった。
 
 予選に向けてはセットプレーの練習に時間を割きつつ、「つまらないファウルをしないこと、(セットプレーの守りで)『自分はこれだけやっていればいいだろう』というラインを作らせないという基本的なことをもう一度徹底した」(内山監督)。
 
 結果は駒野友一、松井大輔、伊野波雅彦といった元日本代表クラスも出場した磐田に3-0、静岡産業大には終始圧倒しての5-0と結果を残した。「セットプレー含めて2試合無失点なのは大きいし、攻撃も良い形が出た」と主将のMF坂井大将(大分)が語ったとおり、好感触を残してラオスに旅立つこととなった。
 
 さらに、タイの隣国ラオスでの試合は暑さとの戦いになることも予想される。ただ、この点に関して過度の心配は要らないだろう。「(夏の酷暑の大会として知られる)クラブユース選手権を経験していますからね」とDF浦田樹(千葉)が言い切り、「夏休みに(地獄の厳しさで知られる京都橘高の)あの合宿を経験したので」とMF岩崎悠人(京都橘高)が笑い飛ばしたように、日本のU-18年代には善くも悪くも酷暑への耐性がある。特にオーストラリアに対して、暑さへの対応で後れを取ることはあるまい。

取材・文:川端暁彦
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