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「日本人にはあまり見られない」ソシエダ番記者が評価した久保建英の“姿勢”とは? 一方で課題も指摘「避けては通れない」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2022年08月03日

「タケはスペイン人」

ここまでプレシーズンマッチ3試合に出場した久保。写真:アフロ

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 タケにとって不運だったのは、その後、自身のボールロストをきっかけに、わずか2本のパスによる電光石火のカウンターからボーンマスに1点差に詰め寄られてしまったことだ。敵陣で起こったこと、アルグアシル監督がチャレンジする姿勢を奨励していることを踏まえると、致命的なミスと断ずるには酷なプレーではあったが、その後、責任を感じたタケがGKのアレックス・レミロに謝っている姿が見えた。

 ともあれ、サッカーにはこうしたプレーは付き物だ。むしろ本番前に発生したことはラッキーであり、これを教訓にしていけばいいだけのことだ。
 
 その一方で、改めて印象に残ったのが、タケのパーソナリティだ。彼は負けず嫌いの塊で、抗議を通してでも相手選手や審判に圧力をかけようとする。こうした競争心を前面に出す姿勢は、日本人選手にはあまり見られない光景だ。

 その意味では、タケはスペイン人であり、さすがにラ・リーガの二大クラブ、バルセロナとレアル・マドリーで鍛えられてきただけのことはある。試合終盤には自らのミスをリカバリーしようと、立て続けにサイドを抜け出してクロスボールを供給。いずれも中央で味方が合わせることができなかったが、ウイングらしい仕掛けから生まれたプレーだった。

 タケがいま挑んでいることは決して簡単ではないが、まずは順調なスタートを切った。課題もはっきりしている。好パフォーマンスにゴールが伴ってくれば、幸せな行程が待ち受けているはずだ。

文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
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