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「ファンに歓迎されていなくても…」なぜソシエダは久保建英の獲得にこだわるのか。加入した場合の起用法やライバルは? スペイン人記者に訊く【現地発】

カテゴリ:海外日本人

ミケル・レカルデ

2022年07月09日

ソシエダ加入の場合のライバルは?

久保はヨーロッパリーグに出場するソシエダでのプレーを望んでいるとされているが…。 (C)Mutsu FOTOGRAFIA

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 タケが新天地を選択する上で重要視している要素の一つが、出場機会の確保であるのは周知の通り。ラ・レアルは今夏、アドナン・ヤヌザイとポルトゥが退団するなか、ブライス・メンデスとモハメド=アリ・チョを獲得している。それでも、タケへの関心は失っていない。そして、タケが入団すれば、この2人がポジション争いの直接のライバルとなる選手だ。

 ブライス・メンデスは、センス溢れるアタッカーで、一つ一つのプレーに気品がある。サイドの個人突破というよりも、連携・連動で崩すタイプだ。一方のチョは広大なスペースを何よりも好む快足アタッカーだ。タケはいうなれば、2人の中間に位置し、それぞれの良さを持っている。
 
 つまりいずれとも補完性の高いコンビを構築することができる。ただ対人で強さを発揮できない現状を考えると、ラ・レアルでは相手チームがポゼッションを捨て、イニシアチブを握らなければならないホームゲームでより重宝されそうだ。

 ラ・レアルのファンは、伝統的にマドリーから移籍してくる若手選手に対し、懐疑的な眼差しを向ける傾向がある。マルティン・ウーデゴー(現アーセナル)に象徴されるようにせっかく成長を後押ししても、袖にされるのがオチだと考えているからだ。ましてやタケは過去2シーズン、ラ・リーガでさしたる活躍を見せていない。

 そのため現時点ではファンの間で、移籍を歓迎する雰囲気は生まれていない。しかし、クラブの考えは別だ。オラベをはじめとする強化担当者はタケが、ラ・レアルで成功を収めるだけの能力を備えていることを確信している。

文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸

【動画】マドリーに合流し、クロースらとトレーニングをする久保建英

【PHOTO】2022年夏の移籍市場で新天地を求めた名手たちを一挙紹介!
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