トップ下やボランチ、インサイドハーフ、FWも
「この3年半を振り返ると、3人の監督の下でプレーしたのですが、本当にポジションが目まぐるしく変わりました。
2019年6月まで指揮していたフェリス・マッツ監督が1人目で、その時はトップ下だったんですが、夏から2シーズン率いた2人目のカリム・ベルホーシン監督体制ではボランチがメイン。昨年の夏に就任したエドワード・スティル監督体制の下ではインサイドハーフやボランチ、FWもやりました。
昨季のインサイドハーフは、日本代表がやっている臨機応変に位置を変えられるスタイルではなく、固定ポジションでしたが、自分に何ができるかを常に考えて取り組みました。戦術から逆算して最終目的地に近づけるという考え方はどこをやっても変わらない。何事もバランスが大事だと痛感しましたね」
こう話す森岡が特に自信を深めたのが、ボランチでのプレーだ。神戸時代から主戦場にしていたトップ下は相手ゴールに近い分、得点という結果を残しやすいが、ボランチは一列下がる分、違った役割が求められる。森岡は臨機応変な対応を見せ、19-20シーズンはベルギー1部のデュエル勝利数ナンバーワンという傑出した記録を残すことに成功した。
「ボランチではイメージに近い『攻めの起点』としてのプレーができました。自分が点を取るより、アシストだったり、リンクマン的な仕事が試合中に増えて、ゲームコントロールに重きを置けたと思います。
守りのほうも周りを動かす守備ができましたね。コンビを組んだパートナーはアフリカ人選手だったんですが、屈強なフィジカルと攻撃のアイデアを併せ持っていて、お互いに良い関係性を築けていました。
ベルホーシン監督のカウンター戦術もうまくハマり、ボランチで奪って縦に出すという形で点も取れていた。その成果として、自分がデュエル勝利数リーグトップ、パートナーも3位という結果を残せたし、チームも3位でフィニッシュできた。自分の幅を広げられたのかなと手応えを感じています」
2019年6月まで指揮していたフェリス・マッツ監督が1人目で、その時はトップ下だったんですが、夏から2シーズン率いた2人目のカリム・ベルホーシン監督体制ではボランチがメイン。昨年の夏に就任したエドワード・スティル監督体制の下ではインサイドハーフやボランチ、FWもやりました。
昨季のインサイドハーフは、日本代表がやっている臨機応変に位置を変えられるスタイルではなく、固定ポジションでしたが、自分に何ができるかを常に考えて取り組みました。戦術から逆算して最終目的地に近づけるという考え方はどこをやっても変わらない。何事もバランスが大事だと痛感しましたね」
こう話す森岡が特に自信を深めたのが、ボランチでのプレーだ。神戸時代から主戦場にしていたトップ下は相手ゴールに近い分、得点という結果を残しやすいが、ボランチは一列下がる分、違った役割が求められる。森岡は臨機応変な対応を見せ、19-20シーズンはベルギー1部のデュエル勝利数ナンバーワンという傑出した記録を残すことに成功した。
「ボランチではイメージに近い『攻めの起点』としてのプレーができました。自分が点を取るより、アシストだったり、リンクマン的な仕事が試合中に増えて、ゲームコントロールに重きを置けたと思います。
守りのほうも周りを動かす守備ができましたね。コンビを組んだパートナーはアフリカ人選手だったんですが、屈強なフィジカルと攻撃のアイデアを併せ持っていて、お互いに良い関係性を築けていました。
ベルホーシン監督のカウンター戦術もうまくハマり、ボランチで奪って縦に出すという形で点も取れていた。その成果として、自分がデュエル勝利数リーグトップ、パートナーも3位という結果を残せたし、チームも3位でフィニッシュできた。自分の幅を広げられたのかなと手応えを感じています」
遠藤が「ブンデスリーガ1部のデュエル王」というのは広く知られているが、森岡がベルギーの“デュエル王”になったことはあまり知られていない。彼の局面や対人の強さは神戸時代とは比較にならないほど進化したと言っていいだろう。かつて「テクニカルな10番」のイメージが強かった森岡は、欧州で着実に変貌を遂げているのだ。
これだけの実績を残していれば、格上クラブへの移籍話が浮上してもおかしくないはず。だが、そういう動きは今のところはないという。日本代表に関しても、横内昭展コーチが昨季途中に視察に訪れたことがあったというが、復帰は叶っていない。
これだけの実績を残していれば、格上クラブへの移籍話が浮上してもおかしくないはず。だが、そういう動きは今のところはないという。日本代表に関しても、横内昭展コーチが昨季途中に視察に訪れたことがあったというが、復帰は叶っていない。