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【識者コラム】ハリル采配に変化の兆しを見るも、現行のメンバー選考・強化策がW杯本番につながるのか?

カテゴリ:日本代表

加部 究

2015年09月09日

2次予選で試すべきは3年後に主力を脅かす可能性のある人材。

欧州組の選手たちにとって、2次予選で得るものは決して多くはないだろう。むしろ失うリスクのほうが大きいかもしれない。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

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 もっともハリルホジッチ監督の命題は、ワールドカップで結果を出すことだ。いくらアジア2次予選で大量点を奪っても、それが必ずしもチームの強化につながらないことは、すでに前任のザック時代に証明されている。今回の連戦ではスタメンがひとりしか変わらず、大量リードの展開でも、交代もマンネリ気味で手際も良くなかった。練習時間が確保できないことを嘆く指揮官は、コンビネーション熟成のためにスタメンを固め少しずつ別の組み合わせを探っていく心算なのだろう。
 
 だがロシア大会本番までに残された3年間で、2次予選はどんなに大胆な実験も可能な数少ないチャンスだ。逆に欧州組が軸を成す中心選手たちにとっては、何も得るものがないどころか、失うものだけが膨らむリスクも抱えている。
 
 早急に技術委員会は、指揮官との綿密な話し合いを行ない、ロシア・ワールドカップまでのロードマップを書き換えるべきだ。2次予選で本当に試すべきなのは、3年後に主力を脅かす可能性のある人材で、個人的には五輪代表の強化の場に充てるのが理想だと思う。
 
 現状で欧州組の最大の強化策は、所属チームで試合に出続けることだ。一方で技術委員会が考えるべきなのは、それを追いかける国内組との断層を、これ以上広げずに効果的な代謝を進めていくためのプランだと思う。
 
文:加部 究(スポーツライター)
 
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