「自分たちがワールドカップにどれだけ行きたいかを皆さんに分かってもらいたい」。
先のカンボジア戦の前日練習では「シンガポール戦で悪夢を見て、なんか霧がかかった状態をどうにかしたい」と言っていたが、残念ながら本番で結果を出せなかった。その試合で3‐0と勝利したチームは多少なりとも停滞ムードを打破できただろうが、もしかすると岡崎はまだ霧のなかにいるかもしれない。だから、発する言葉が熱を帯びる。
「チャンスをモノにしなければいけないのが自分の立場。チームが勝つためにゴールを取りたい。アフガニスタンに勝って、自分たちがワールドカップにどれだけ行きたいかを日本の皆さんに分かってもらいたいと思う」
もちろん、口で言うほど簡単ではないことは分かっている。アフガニスタンは明らかに格下だが、日本代表と相性が決して良くないテヘラン──アウェーという環境に対して危機感を募らせているのだ。
「やりきったというような試合がなかなかできないのがアウェー。日本にとっては結構難しい試合になると思います。ようは自分たちがいつもやっているようなことをやれるかどうかにかかってくる」
自分自身にそう言い聞かせているように見えた岡崎。ハリルホジッチ監督が「クロスが重要なテーマ」と語るアフガニスタン戦では文字どおりフィニッシャーとしての役割が求められる。クロスに上手く合わせられなかったカンボジア戦の課題を克服できるか。
「課題が出てくれば自分も含めて伸ばせる」。その言葉を信じるなら、どんな「伸び」があるかを是非見たい。そして今度こそはゴールを決めて、目の前にある霧を振り払ってほしい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
「チャンスをモノにしなければいけないのが自分の立場。チームが勝つためにゴールを取りたい。アフガニスタンに勝って、自分たちがワールドカップにどれだけ行きたいかを日本の皆さんに分かってもらいたいと思う」
もちろん、口で言うほど簡単ではないことは分かっている。アフガニスタンは明らかに格下だが、日本代表と相性が決して良くないテヘラン──アウェーという環境に対して危機感を募らせているのだ。
「やりきったというような試合がなかなかできないのがアウェー。日本にとっては結構難しい試合になると思います。ようは自分たちがいつもやっているようなことをやれるかどうかにかかってくる」
自分自身にそう言い聞かせているように見えた岡崎。ハリルホジッチ監督が「クロスが重要なテーマ」と語るアフガニスタン戦では文字どおりフィニッシャーとしての役割が求められる。クロスに上手く合わせられなかったカンボジア戦の課題を克服できるか。
「課題が出てくれば自分も含めて伸ばせる」。その言葉を信じるなら、どんな「伸び」があるかを是非見たい。そして今度こそはゴールを決めて、目の前にある霧を振り払ってほしい。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)