「批判ではなく、我々に厳しい要求をし続けてほしい」

カンボジアの引いたブロックを崩すために、サイドで三角形を作ることを要求。ただ複雑にしすぎた感はあり、ハリルホジッチ監督は途中で本田に修正を伝えた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)
――ワールドカップを目指してチーム作りをするなかで、引いて守るばかりの相手が続きます。かなりストレスが溜まっているのではないでしょうか?
個人的にはストレスを感じていません。とにかく勝ちたかっただけです。そして、選手からもそれは伝わってきました。ただ、そのせいで彼らがプレッシャーを感じすぎたのではないかということは先ほども話しました。相手はブロックをかなり引いて守っていましたね。我々が準備したのはサイドでの三角形を作るということ。オーバーラップをしなさいとか、いろいろなことを伝えたのですが、少し複雑にしすぎたと思います。
本田に関しても、それを少し修正しましたし、逆サイドの武藤も修正しました。ほかの可能性を与えるためです。最後の16メートルのフィニッシュのところでは、カンボジア代表が引きすぎたのでスピードアップが物足りませんでした。FW陣が早めに入ってしまい、止まった状態を作ってしまいました。
岡崎と武藤が同じラインに入ってしまっていたので「ボールが遠いところにある時の動きに注意しなさい」と話しました。「騙す動きをしてスペースを作り出しなさい」と。時にはマイナスのセンタリングをもらうとか、香川にしても「FWのふたりに対して、少し引いた状況を作りなさい」と話し、長谷部と山口には「マイナスのボールをもらってシュートを打ちなさい」と話しました。
ただ相手の真ん中のゾーンに人数がいたので、かなり難しかったですね。それから3人目の飛び込む動きも要求しました。アウェーではもう少しスペースが生まれるかもしれません。
――昨日の会見で、「得点を取ることで選手たちに自信を取り戻してほしい」と話していました。この試合で3点取ったのは、選手の自信を取り戻すのに充分な結果だったと思いますか?
何人かは満足していて、何人かは満足していないと思います。勝ちましたから私は満足しています。ただ、みなさんが思っているように、もっともっと得点が取れました。批判ではなく、我々に厳しい要求をし続けて下さい。我々はまたもっと向上したい。ただ、このようにビッグチャンスを作り続けるということが大事です。フィニッシュはまだまだ高いレベルにありませんが、それは伸ばせると思います。
――一貫して縦に速い攻撃を志向していて、引いた相手に対してもそれをやろうとしています。日本がこれまでやってきたパス回しはもう少しゆっくりしたもので、それで引いた相手を崩していくのが今までのやり方でした。監督は今後、高いレベルのパス回しも追求していくということなのでしょうか?
そうですね。得点を奪うためのポジションを取らなければいけません。このように引いた相手に対して、一番良いソリューションは、サイドの攻撃だと思います。そして中央のコンビネーションはワンタッチが理想です。もしくはミドルシュート。今日はたくさんのセンタリングを上げましたが、合わせるところが少し足りなかった。しっかり合わせられていませんでした。これから映像をしっかり分析します。
対戦相手が我々より弱いとは言いませんけども、そういったチームが低い位置でブロックを築いた時に得点を取るのは全世界で見ても難しいことです。我々はすぐに相手にプレッシャーをかけにいきました。また武藤を中に入れて、真司を外に置いて、相手をちょっと困らせるようなこともトライしました。そういったことが必要ですね。
個人的にはストレスを感じていません。とにかく勝ちたかっただけです。そして、選手からもそれは伝わってきました。ただ、そのせいで彼らがプレッシャーを感じすぎたのではないかということは先ほども話しました。相手はブロックをかなり引いて守っていましたね。我々が準備したのはサイドでの三角形を作るということ。オーバーラップをしなさいとか、いろいろなことを伝えたのですが、少し複雑にしすぎたと思います。
本田に関しても、それを少し修正しましたし、逆サイドの武藤も修正しました。ほかの可能性を与えるためです。最後の16メートルのフィニッシュのところでは、カンボジア代表が引きすぎたのでスピードアップが物足りませんでした。FW陣が早めに入ってしまい、止まった状態を作ってしまいました。
岡崎と武藤が同じラインに入ってしまっていたので「ボールが遠いところにある時の動きに注意しなさい」と話しました。「騙す動きをしてスペースを作り出しなさい」と。時にはマイナスのセンタリングをもらうとか、香川にしても「FWのふたりに対して、少し引いた状況を作りなさい」と話し、長谷部と山口には「マイナスのボールをもらってシュートを打ちなさい」と話しました。
ただ相手の真ん中のゾーンに人数がいたので、かなり難しかったですね。それから3人目の飛び込む動きも要求しました。アウェーではもう少しスペースが生まれるかもしれません。
――昨日の会見で、「得点を取ることで選手たちに自信を取り戻してほしい」と話していました。この試合で3点取ったのは、選手の自信を取り戻すのに充分な結果だったと思いますか?
何人かは満足していて、何人かは満足していないと思います。勝ちましたから私は満足しています。ただ、みなさんが思っているように、もっともっと得点が取れました。批判ではなく、我々に厳しい要求をし続けて下さい。我々はまたもっと向上したい。ただ、このようにビッグチャンスを作り続けるということが大事です。フィニッシュはまだまだ高いレベルにありませんが、それは伸ばせると思います。
――一貫して縦に速い攻撃を志向していて、引いた相手に対してもそれをやろうとしています。日本がこれまでやってきたパス回しはもう少しゆっくりしたもので、それで引いた相手を崩していくのが今までのやり方でした。監督は今後、高いレベルのパス回しも追求していくということなのでしょうか?
そうですね。得点を奪うためのポジションを取らなければいけません。このように引いた相手に対して、一番良いソリューションは、サイドの攻撃だと思います。そして中央のコンビネーションはワンタッチが理想です。もしくはミドルシュート。今日はたくさんのセンタリングを上げましたが、合わせるところが少し足りなかった。しっかり合わせられていませんでした。これから映像をしっかり分析します。
対戦相手が我々より弱いとは言いませんけども、そういったチームが低い位置でブロックを築いた時に得点を取るのは全世界で見ても難しいことです。我々はすぐに相手にプレッシャーをかけにいきました。また武藤を中に入れて、真司を外に置いて、相手をちょっと困らせるようなこともトライしました。そういったことが必要ですね。