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日韓W杯から20年――森保Jが挑むチュニジアを徹底解剖!ベースは堅実な守備、SBの攻撃参加も要注意

カテゴリ:日本代表

河治良幸

2022年06月13日

緊張感のある試合が期待できそうだ

ライドゥニ(中央)が攻守の軸となる。写真:金子拓弥 (サッカーダイジェスト写真部/JMPA代表撮影)

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 チリ戦は4-3-3をベースに勇気を持ってラインを高くすることで、チリのパスワークをかなり制限することに成功したが、全体的には少しダイナミックさを欠く部分もあった。やはりアフリカ・ネーションズカップの予選を2試合戦って、直後に長距離の遠征をしてきた疲労や時差の影響はあるだろう。そこから中3日で臨んでくる日本戦は、より良いコンディションで彼らの良さを発揮してくることは想像に難くない。

 日本を相手にどの形で来るかは蓋を開けてみないと分からないが、大きな展開を織り交ぜたサイドアタックと、マンチェスター・ユナイテッドに所属する若き司令塔ハンニバル・メジブリを起点とした中央突破の両方が危険だ。

 一発のロングボールでディフェンスを脅かしてくるようなことは少ないが、何本かパスを繋ぎ、そこに縦のドリブルを織り交ぜてくるスタイルはチュニジアならではで、SBの攻撃参加も要注意だ。
 
 中盤はチリ戦でアンカーを担ったアイサ・ライドゥニが攻守の軸だが、スタートからハンニバルを起用してくるのか、それとも活動量の豊富なモハメド・アリ・ベン・ロムダン、キャプテンのフェルジャニ・サシという構成で来るのか。創造性の高い攻撃センスを持つハンニバルがスタメンなら、4ー2ー3ー1で来る可能性もある。

 前線はワールドクラスのストライカーこそいないが、チリ戦で途中出場からゴールを決めたイサム・ジェバリなど、シュートのパンチ力がある選手は揃っており、日本としては警戒するべきポイントだ。

 チュニジアもこの試合を終えると、日本と同じく9月の2試合しか明確な強化の機会がなくなるため、カドリ監督もチリ戦で使えなかったメンバーを含めて、より多くの選手にチャンスを与えるかもしれない。それでも本大会を見据えたシミュレーションでもあり、キリンカップというタイトルを獲得して自信をつける意味でも、単なる親善試合とは違った緊張感のある試合が期待できそうだ。

取材・文●河治良幸

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