原口ならではのプレー。走って仕掛けるインサイドハーフ
60分の日本の3点目も、中央でボールを持った原口が起点に。相手の守備ブロックへドリブルで仕掛け、鋭いタッチでかわして、フリーの三笘へパスを送った。原口は前半に左足で惜しいミドルシュートを打つ場面があったので、相手は早めのシュートも警戒したはず。そこへギュッと相手の守備を密集させ、逆サイドの三笘がフリーになる。ゲームの駆け引きとしても効果的だった。走って仕掛けるインサイドハーフ、原口ならではのプレーが随所にある。
原口はかつて、この4-3-3の布陣で自身がインサイドハーフを務める利点の1つに、「4人目になれること」を挙げた。3トップの速攻が始まったとき、それにインサイドハーフが取り残されるのではなく、ついて行って、4人目になれる。その走力やドリブルで運べる仕掛けは、原口の特性だ。
現状、日本の中盤は遠藤、守田、田中の3人で固定され、替えのきかないコンビネーションを見せている。この阿吽の呼吸に割って入るのは非常に難しいが、原口の場合は割って入るというより、彼らとは違う、新しい選択肢を与えてくれそうだ。
原口はかつて、この4-3-3の布陣で自身がインサイドハーフを務める利点の1つに、「4人目になれること」を挙げた。3トップの速攻が始まったとき、それにインサイドハーフが取り残されるのではなく、ついて行って、4人目になれる。その走力やドリブルで運べる仕掛けは、原口の特性だ。
現状、日本の中盤は遠藤、守田、田中の3人で固定され、替えのきかないコンビネーションを見せている。この阿吽の呼吸に割って入るのは非常に難しいが、原口の場合は割って入るというより、彼らとは違う、新しい選択肢を与えてくれそうだ。
遠藤、守田、田中で構成される中盤はポゼッションの質が高く、ゲームコントロール力が高い。一方で原口を入れた中盤は、速攻の切れ味が鋭く、強度も高い。この辺りの特性の違いは、対戦相手の違い、たとえばドイツ戦やスペイン戦で有効な選択肢として用いることができそうだ。
今回のW杯は直前の合宿がない。それだけに、この6月の4試合は直前合宿に相当する大事な期間だ。まずは1試合目、収穫は上々だった。次のブラジル戦、仮に最終予選の主力をぶつけて問題が噴出すれば、今後の選択肢も変わってくるかもしれない。
取材・文●清水英斗(サッカーライター)
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