4年前の再現がないとも限らない
中盤からの飛び出しとゴールは、森保ジャパンがW杯本番までにテコ入れしなければならない部分。というのも、最終予選最大の得点源だった伊東純也が徹底的に消されることが予想されるからだ。南野拓実や三笘らのマークも強まるだろうし、インサイドハーフの得点力アップは必要不可欠なテーマとなる。
ロシアW杯を振り返ってみても、ベルギー戦の2点目を挙げた乾貴士のゴールはペナルティエリア外からのテクニカルなシュートだった。当時の彼は左サイドアタッカーだったが、中に絞ってインサイドハーフのプレーエリアに侵入する回数も多く、結果として得点も奪うことができた。短期決戦のW杯では確実に相手が中を閉めてくるため、外からのゴールは勝負の明暗を分けるカギになる。そこはしっかりと念頭に置くべきだ。
もちろん守田も田中もミドルシュートを打てるが、ロシアW杯という特別な舞台でゴールを奪った原口の「ここ一番の勝負強さ」は信じたくなる。
「ドイツでもバイエルンやドルトムントとビッグマッチを戦ったことがある。ベルギー戦も大きな試合でしたけど、いろんな試合の中の1つかな」と本人も言ってのけるほど、原口は大舞台になればなるほど力を発揮するタイプ。本番までに走力や持久力を含めたフィジカル面を完璧に整えられれば、4年前の再現がないとも限らないのだ。
過去のW杯でも、2002年日韓大会の稲本潤一、2010年南アフリカ大会の本田、松井大輔のように、ブレイクした面々はコンディションを最高レベルまで引き上げていた。「岡田(武史=現JFA副会長)さんは『調子の良いやつを出す』というのが明確だったんで、初戦のカメルーン戦にピークを合わせればよかった」と松井は語ったが、岡田氏をリスペクトする森保監督も同じ考えを踏襲する可能性は少なくない。
ロシアW杯を振り返ってみても、ベルギー戦の2点目を挙げた乾貴士のゴールはペナルティエリア外からのテクニカルなシュートだった。当時の彼は左サイドアタッカーだったが、中に絞ってインサイドハーフのプレーエリアに侵入する回数も多く、結果として得点も奪うことができた。短期決戦のW杯では確実に相手が中を閉めてくるため、外からのゴールは勝負の明暗を分けるカギになる。そこはしっかりと念頭に置くべきだ。
もちろん守田も田中もミドルシュートを打てるが、ロシアW杯という特別な舞台でゴールを奪った原口の「ここ一番の勝負強さ」は信じたくなる。
「ドイツでもバイエルンやドルトムントとビッグマッチを戦ったことがある。ベルギー戦も大きな試合でしたけど、いろんな試合の中の1つかな」と本人も言ってのけるほど、原口は大舞台になればなるほど力を発揮するタイプ。本番までに走力や持久力を含めたフィジカル面を完璧に整えられれば、4年前の再現がないとも限らないのだ。
過去のW杯でも、2002年日韓大会の稲本潤一、2010年南アフリカ大会の本田、松井大輔のように、ブレイクした面々はコンディションを最高レベルまで引き上げていた。「岡田(武史=現JFA副会長)さんは『調子の良いやつを出す』というのが明確だったんで、初戦のカメルーン戦にピークを合わせればよかった」と松井は語ったが、岡田氏をリスペクトする森保監督も同じ考えを踏襲する可能性は少なくない。
原口もロシアでそれを実践。主力として戦った経験を持ち合わせている。それは心強い点だが、今回の6月シリーズでインサイドハーフとして目に見える結果を残さなければ、チャンスも遠のいてしまう。
代表での新たなポジションで「点の取れる選手」であることを証明し、守田&田中の一角に食い込むこと。31歳の貪欲な野心家の逆襲はそこから始まる。
取材・文●元川悦子(フリーライター)
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