山口は不動のボランチとして、遠藤は代表定着へのターニングポイントになるか。
ロンドン五輪世代で注目したいのは、C大阪の山口。先の東アジアカップで存在感を示した24歳のMFはブラジル・ワールドカップの経験者であり、その実績を考えれば“3年後のロシア”で主軸になるべきタレントだ。
当面は長谷部のパートナーとしてでもいいが、いずれはボランチの確固たる核として──。代表で不動の地位を築いてもらいたい。
リオ五輪世代で期待したいのは、湘南の遠藤。東アジアカップでは不慣れな右SBに加え、ボランチでも及第点以上のプレーを披露しただけに、この有望株を使わない手はないのではないか。
内田、太田がコンディション不良で招集が見送られるはずの今回は、絶好のアピールチャンス。仮に招集されれば、A代表に定着できるか否かのひとつのターニングポイントになるかもしれない。
ちなみに、山口、遠藤と同じ東アジアカップ組では、北朝鮮戦と中国戦でいずれも“ワンタッチゴール”を決めた武藤(浦和)もメンバー入りするに違いない。
テストと位置付けられた東アジアカップで結果を残した選手が選ばれず、欧州組が優遇されるようなメンバー構成になればハリルホジッチ監督は批判の矢面に立たされるだろう。
シンガポールより格下のカンボジア、アフガニスタンとの2連戦でベストメンバーを揃える必要があるかは疑問。アジアの強豪国が出揃う最終予選では、おそらくテストに多くの時間を割けないだろう。ならば、2次予選のうちに“3年後を想定したチーム”の基盤を作るべきだ。
2次予選で求められるのは、「結果」と「成長」の両方だ。結果だけにこだわるチーム編成は、未来につながらない。普通に考えれば、従来の欧州組と、東アジアカップでアピールした選手が招集されるだろう。予想を裏切る──例えば若手主体のメンバーで挑むようなサプライズがあれば、それはそれでハリルホジッチ監督の覚悟と受け取れる。
いずれにしても、チームの成長につながるような人材を躊躇なくピッチに送り込めるか。ハリルホジッチ監督にはアグレッシブな采配が求められる。
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
当面は長谷部のパートナーとしてでもいいが、いずれはボランチの確固たる核として──。代表で不動の地位を築いてもらいたい。
リオ五輪世代で期待したいのは、湘南の遠藤。東アジアカップでは不慣れな右SBに加え、ボランチでも及第点以上のプレーを披露しただけに、この有望株を使わない手はないのではないか。
内田、太田がコンディション不良で招集が見送られるはずの今回は、絶好のアピールチャンス。仮に招集されれば、A代表に定着できるか否かのひとつのターニングポイントになるかもしれない。
ちなみに、山口、遠藤と同じ東アジアカップ組では、北朝鮮戦と中国戦でいずれも“ワンタッチゴール”を決めた武藤(浦和)もメンバー入りするに違いない。
テストと位置付けられた東アジアカップで結果を残した選手が選ばれず、欧州組が優遇されるようなメンバー構成になればハリルホジッチ監督は批判の矢面に立たされるだろう。
シンガポールより格下のカンボジア、アフガニスタンとの2連戦でベストメンバーを揃える必要があるかは疑問。アジアの強豪国が出揃う最終予選では、おそらくテストに多くの時間を割けないだろう。ならば、2次予選のうちに“3年後を想定したチーム”の基盤を作るべきだ。
2次予選で求められるのは、「結果」と「成長」の両方だ。結果だけにこだわるチーム編成は、未来につながらない。普通に考えれば、従来の欧州組と、東アジアカップでアピールした選手が招集されるだろう。予想を裏切る──例えば若手主体のメンバーで挑むようなサプライズがあれば、それはそれでハリルホジッチ監督の覚悟と受け取れる。
いずれにしても、チームの成長につながるような人材を躊躇なくピッチに送り込めるか。ハリルホジッチ監督にはアグレッシブな采配が求められる。
文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)