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エムバペが不満を持ったマドリーの「2つの失態」。パリSG残留騒動の舞台裏に迫る――。メッシとネイマールには屈辱的な任務が…

カテゴリ:メガクラブ

リカルド・セティオン

2022年05月24日

エムバペを翻意させたマドリーの大きなミスとジダンの言葉

絶大な権力を握り、「パリSGの王」となったエムバペ。(C)Getty Images

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 パリSGが着々と手を打つのとは反対に、マドリー側には“2つの失態”があった。

 1つ目はドルトムントのアーリング・ハーランドだ。彼らはハーランドを獲得するために、かなり大騒ぎをしてしまった。結局、マドリーは途中で争奪戦から撤退し、彼はマンチェスター・シティへの移籍が決まったが、どうしても「ハーランドがダメだったからエムバぺ」のような印象を与えてしまう。エムバペにはそれがかなり不満だった。

 2つ目は、今夏にマドリーが獲得を狙う選手の中にあまり大物がいないことだ。めぼしい選手はチェルシーのアントニオ・リュディガーぐらいだろうか。これはハーランドの件と相反するようにも思えるが、つまりエムバペは自分がチームの顔であり、その下に大物選手たちにいてほしいのである。
 
 もう一つ大きかったのが、彼がジダンと直接話をしたことだった。エムバペは彼にマドリーに戻ってきてほしいと思っていた。だがジダンはこう答えた。

「私はマドリーには戻らない」

 ジダンはマドリーを愛してはいるが、監督としてかかわる気には今のところなれなかった。そしてエムバペはカルロ・アンチェロッティ監督の下でプレーするのは気乗りがしなかった。

 マドリー行きが確実視されている陰で、移籍への気持ちが揺らいでいくエムバペ。実はその兆候はいくつかあった

 例えば4月12日のフランスTVのインタビューで、エムバペはこんな言葉を漏らしていた。

「僕はまだ自分の将来については何も決めてない。僕は冷静なんだ。間違った選択をしたくないので時間が欲しい。いろいろな新しい、本当にたくさんの新しいパラメーターがあるので、いろいろ考えたい。家族と一緒に正しい選択をしたい」

 彼は自分のことをサン・フロワ(冷静な血)であると述べた。

 パリSGはレオナルドの後任候補としてセルタのポルトガル人テクニカルアドバイザー、ルイス・カンポスとひそかにコンタクトを取った。彼はモナコでゼネラルマネージャーも務めた経験も持ち、エムバペとは旧知の仲だ。いや、スターダムにのし上げた張本人とさえいわれている。エムバペの喜ぶ人事である。
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