“大阪ダービー”で3発快勝、C大阪はなぜ一方的な展開に持ち込めたのか? ガンバに脅威を与えた奧埜&タガートを指揮官も高評価

カテゴリ:Jリーグ

種村亮

2022年05月22日

タガートがCF争いへ会心のアピール

3発快勝を収め、試合後に笑顔を見せるC大阪の選手たち。写真:滝川敏之

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 またタガートの復活も見逃すことはできない。母国オーストラリアのAリーグと韓国のKリーグで得点王に輝き、エース候補として昨季に加入。しかし昨シーズンは、リーグ戦では1得点止まりだった。

 終盤に左ひざ半月板を損傷したことが響き、今季も出遅れたとあって「点を入れた瞬間は、とにかく安心しました。昨季は厳しいシーズンを送ったなかで、今日のような大事な試合で決めることができてすごく嬉しいです」と安堵の表情を浮かべた。

 飛び抜けた存在がいない今季のFW陣。そのなかで清武は「タギ(タガート)は常に相手の嫌なところにいる選手。僕自身、パスは出しやすいです。背後も狙える、ポストプレーもできる、万能なフォワードだと思うので上手く生かしてあげたい」と試合前日に話していた。
 
 チームの司令塔から高く評価された万能ぶりは、1トップを務めたこの日の試合でも存分に発揮されていた。

 指揮官も「得点以外にも素晴らしい動き出し、ポストプレー、攻撃のバリエーションを増やしてくれました。さらにコンディションが上がれば、チームとしても武器になる」とコメント。今後も続くCF争いにおいて、会心のアピールとなったはずだ。

取材・文●種村亮(報知新聞社)

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