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ドイツ代表クラスはいなくとも…日本代表MF田中碧が独2部で見せる“確かな成長”。クラブSDも太鼓判「重要な選手になった」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中野吉之伴

2022年05月13日

要求されるインテンシティは非常に高い

先月には待望の移籍後初ゴールを奪取した。(C)Getty Images

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 田中がプレーするのはブンデスリーガ2部だ。それこそカタール・ワールドカップで対戦するドイツ代表クラスの選手はいない。それでもフィジカルコンタクトやプレースピードなどの点において、確かな経験となっているはずだ。

 要求されるインテンシティは非常に高い。パスを受けてコントロールしている間に相手のプレスが間近に迫ってくる。身体をぶつけてキープしようとするが相手の勢いに押されてしまうこともある。通せると思って出したパスが引っかかってしまうこともまだある。本人にとっても、納得のいくプレーばかりではないはずだ。

 とはいえ、順応は間違いなく進んでいる。取材した31節ドレスデン戦では、ダブルボランチの一角でスタメン出場。ティウーヌ監督就任後、全体のポジショニングでバランスが改善され、やるべきプレーが整理されているのが見てとれる。パスが来なくても慌てない。すぐに次の展開へとポジショニングを変えていく。全てのボールをもらいにいかないのだ。
 
 特にこの試合では、チームのボール保持時にはより高めの位置でパスを引き出す役割を担っていたが、印象的だったのはペナルティエリア付近までダッシュで駆け上がってくる頻度が確実に上ってきている点だ。

 一時期は消極的というか、ミスをしないようにプレーしているのではと感じさせられる試合もあったりした。いまは味方がそのままシュートを選択して、パスが来ないことの方が多くても、そうした位置にいようとしていること、それを繰り返していること、そしてパスが来たら積極的にシュートへ持ち込もうとしている。

 先月28日、デュッセルドルフは田中の完全移籍を発表した。クラウス・アロフスSDは「碧はこの数か月でチームにとって重要な選手へと成長している。まだこれが成長の終わりではないし、これから彼とともに多くの喜びを手にできると確信している」というコメントを残している。

 2年目となる来季は押しも押されもせぬ中心選手として、チームを引っ張る存在になってくれるはずだ。

文●中野吉之伴

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